WEB News article of Satou Shinobu passed away
Walking 6.65 km, 8417 Steps
(Usual Course)
本日のニュースで佐藤しのぶさんが亡くなったとの訃報が流れた。まだ61才の若さであった。
すでにこの秋以降の演奏会は中止されており、何らかの病であったようである。
佐藤しのぶさんといえば日本の女性オペラ歌手として異彩を放っていた。声が素晴らしいのは当然であるが、容姿も美しくふくよかで日本人離れしたオペラ歌手であった。
ソプラノ歌手といえば日本人の場合華奢な人が多いが、堂々とした体格であった。聞くところによるとイタリア留学時代先生からもうちょっと太ってから習いに来なさいといわれ、毎日アイスをたくさん食べたという。間もなく体重も増えレッスンが受けられたという逸話がある。
オペラ歌手はある程度体格がないと生の声が体に共鳴してホールの隅々まで響かない。マイクを通しての声とは違い、生の声には料理で言ううま味に相当する響きがあり聴くものに感動を与える。
ウイーンオペラでは蝶々夫人役を演じたこともあるという。海外で蝶々夫人を何度も鑑賞しているが、外国人が演じると和服といい何か違和感がある。その点、佐藤しのぶさんの演技は日本そのものを演じたのではないかと想像する。
海外でも通用する本格的なソプラノがいなくなり誠に残念である。ソプラノのみならず日本人テノールでは世界に通用する本格的な歌手がいないのも残念に思う。
相撲取りではないが、本格的なオペラ歌手になるにはまずは体格作りが必須のように思う。
ソプラノの 訃報を受けて 落胆す
(そぷらのの ふほうをうけて らくたんす)
ご冥福をお祈りしたいと思います。
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