2019年10月18日金曜日

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリッヒ フィッシャー ディースカウ)

Opera Fantastica
Opera「Lulu」conducted by Kahl Boehm
 Doctor Schoen : Dietrich Fischer-Dieskau (Baritone)
Conducted by Karl Baehm
(Berlin Deutchland Oper)
 
Cycling 12.28 km, 964 Steps
(Seibu Department)
 Walking 3.32 km, 4280 Steps
(Half of Usual Course)

  FM放送の金曜日午後はオペラファンタスティカである。本日はベルクの歌劇「ルル」であった。このオペラは初めて聴いた。

  1968年のベルリンオペラでの録音であった。指揮はカールベーム、そしてバリトンのディートリッヒ フィッシャー ディースカウが出演している。

  ドイツの世界的に名声を博したバリトン歌手である。高校の時、レコードでシューベルトの「冬の旅」を聴いている。同じバリトンの音域であるのでこのように歌えればと、その中の歌「菩提樹」を自分でピアノ伴奏しながら歌う練習をしていた。懐かしく感じる。

ドイツ歌手 見習い歌う 冬の旅
(どいつかしゅ みならいうたう ふゆのたび)

  歌劇「ルル」でのフィッシャーディースカウの役は、新聞社の編集長シェーン博士である。博士は貧民街にいた「ルル」を見出し、愛人にするが他の男性と結婚させる。その後、ルルは男性遍歴を繰り返し、博士はルルに自殺せよと迫り逆に殺される。

  逮捕され投獄されるが脱獄したルルは、ロンドンで売春婦になりお客などとのトラブルから殺されて幕が降りるというお話である。

  曲自体は美しいアリアがあるわけでもなく、劇的な曲があるでもなく、平坦なお話調歌が続いていくオペラであった。

  日本ではルル役に、先日亡くなった佐藤しのぶさんも演じていたという。

  久しぶりにフィッシャーディースカウの張りのあるバリトンの歌声を聴く一日となった。

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