初めての琵琶湖畔での大晦日である。2年前はベルリンで迎え、ベルリンフィルのジルヴェスタコンサートを聴いた。その音の素晴らしさに驚嘆した。今回はびわ湖ホールで、沼尻竜典指揮、大阪交響楽団の演奏会である。
びわ湖ホールは琵琶湖に面しており、ロビーからは湖面が美しい。司会は桂米團治である。父は桂米朝であるが、受験勉強時代米朝の深夜放送をよく聞いていた。博識ある話が大変興味深かった。今テレビで毎日のように顔を出す落語家くずれでは遠く及ばない話芸である。知的な面白さがあり品のある話を懐かしく思う。
米團治も血筋であろう。博識で、特にクラシック音楽には造詣が深く落語以外でもいろいろな場面で活躍している。司会中も各所で笑いをとりつつ博学な一面も見せ、楽しませてもらった。
ヒナステラのエンタンシア組曲マランボに始まり、富田勲の新日本紀行(NHKテレビ番組)、サンサーンスのチェロ協奏曲1番、休憩の後、ベートーヴェンのフィデリオ序曲、交響曲第9番第4楽章合唱、そして0時のカウントダウンと抽選会が続いた。抽選会だけは米團治指揮によるビゼーカルメン前奏曲であった。その後、モンテベルディのオルフェよりトッカータ、プロローグ、シベリウスのフィンランディアで、最後はラデッキー行進曲を聴衆が手拍子で盛り上げ、演奏会は終わった。
チェロ独奏の堤剛の音に陶酔したが、オーケストラはもう一つであった。関西地区には学生時代から京都市交響楽団、大阪フィルハーモニーがありよく聴きに行っていた。今回の大阪交響楽団はまだ新しく、これからのオーケストラのようである。
米團治も血筋であろう。博識で、特にクラシック音楽には造詣が深く落語以外でもいろいろな場面で活躍している。司会中も各所で笑いをとりつつ博学な一面も見せ、楽しませてもらった。
ヒナステラのエンタンシア組曲マランボに始まり、富田勲の新日本紀行(NHKテレビ番組)、サンサーンスのチェロ協奏曲1番、休憩の後、ベートーヴェンのフィデリオ序曲、交響曲第9番第4楽章合唱、そして0時のカウントダウンと抽選会が続いた。抽選会だけは米團治指揮によるビゼーカルメン前奏曲であった。その後、モンテベルディのオルフェよりトッカータ、プロローグ、シベリウスのフィンランディアで、最後はラデッキー行進曲を聴衆が手拍子で盛り上げ、演奏会は終わった。
チェロ独奏の堤剛の音に陶酔したが、オーケストラはもう一つであった。関西地区には学生時代から京都市交響楽団、大阪フィルハーモニーがありよく聴きに行っていた。今回の大阪交響楽団はまだ新しく、これからのオーケストラのようである。