学術誌「サイエンス」の記事(WEBニュース)
本日の散歩 5.67km、8725歩
本日のWEBニュースで、学術誌「サイエンス」に掲載された論文が紹介されていた。
イギリスのオックスフォード大学とスイスの研究機関 LCA Reseach Group の LCA に関する研究結果である。
LCA とは、Life Cycle Assesment の略で、商品の製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用のすべてのプロセスでの環境負荷を明らかにする。製造だけの環境負荷を考えるのみならず、トータルの環境負荷を考慮して、商品を開発する手法である。
その中で、牛肉やチーズなどの食品を100グラム生産するうえで、排出される温室効果ガスの量を割り出した。その結果は下記の通り。
牛肉 : 50キログラム
チーズ: 11キログラム
鶏肉 : 5.7キログラム
豆腐 : 2キログラム
「環境を守るうえで最も効果的な手段は、完全なベジタリアンになること」と研究チームは結論づけている。
電気自動車などでのエネルギー消費を抑える努力よりも、肉類と乳製品の使用をやめる方が断トツに効果が大きく、加えて野菜中心の食生活に変えることで今よりも健康になれるとしている。
タンパク質に関しては、大豆、小豆などの豆類、納豆、味噌、豆腐、揚げ、大豆ミートなど、ミネラルについては野菜、海藻、天然塩、胡麻、メイプルシュガーなどである。一時、骨粗鬆症であったが、今では正常になっている。
今回の研究論文では、健康のみならずヴィーガン生活を支えるもう一つの大きな役割が明らかにされた。地球環境を守るという、人類にとって最も重要な意味があるということで、ますます今の生活を続けたく思う。
記事の最後にあるように、肉類と乳製品の全面禁止が現実的とはいえないものの、みんなが少しずつでも消費を減らすことで効果が得られるという思いを大切にしたい。
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