2017年12月13日水曜日

懐風藻

 長等公園
公園内
懐風藻大友皇子の漢詩碑
漢詩碑
懐風藻漢詩の説明
 大友皇子の説明
 サイクリング 8.28km(長等公園)
本日の活動 距離 10.76km、歩数 4805

  長等公園には日本最古の漢詩集である懐風藻の碑がある。そこに刻まれているのは大友皇子(後の弘文天皇)の漢詩で、意味は下記の通り。
天智天皇の威光は日月のごとく光り輝き
帝の徳は天地に満ちている
天と地と人は共に泰らかで栄え
周辺の国々は皆臣下となる礼を表わす
  大津京天智天皇の子、皇太子として天智天皇を讃えた漢詩である。大友皇子は文武に優れた才能を有していたといわれ、懐風藻に2首のせられているうちの一首である。

  天智天皇が亡くなった後皇太子であったことから弘文天皇となるが、すぐに叔父の大海人皇子が壬申の乱を起こす。全国を巻き込む戦いになるが、最終唐橋の戦いで追い詰められて長等山の地で自害する。

  天智天皇が亡くなり僅か半年で、大海人皇子が天武天皇となり都を飛鳥の地に移したため、大津京は終わる。大友皇子は悲劇の皇子であったといえる。

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