如意ヶ嶽・大文字山の雨社四ツ辻の道標
(藤尾方面への道を進むとおねがい観音に至る)
如意ヶ嶽南がけ下にあるおねがい観音
(この付近に如意寺があった)
如意寺の遺石(おねがい観音のすぐ近く)
おねがい観音のある台地
昨日の新聞、WEB情報で、平安前期の幻の山岳寺院跡の可能性のある礎石が見つかったという。場所は如意ヶ嶽南がけ下の台地である。
ここはすでにこの3月のブログに載せている。如意ヶ嶽と大文字山の尾根の間に雨社四ツ辻があり、ここから山科藤尾神社方向への道を進むと、その台地に至る。
この台地には今はおねがい観音が安置されているが、その近くには如意寺遺石があり、平安中期から室町時代の山岳寺院であった如意寺跡といわれている。
今回はその台地近くの草などで隠れていたところから、礎石が見つかった。そこからは平安前期の土器、瓦だけが出てきており、「安祥寺資材帳」に記されている平安前期に存在していた「檜尾古寺」の遺構の可能性があるという。
野生の鹿が畑を荒らし困っている人が多いが、今回は鹿が台地の草を食べつくしたことにより、礎石が見つかった。たまたまと思うが、こんなことで野生動物が役に立ったのは珍しいのではないかと思う。
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