Dr. Fukui and Dr. Noyori recieved Awards of Citation for Chemical Breakthrough(歴史的化学論文大賞)
(News of Japan Chemical Society )
Dr. Fukui got Nobel Chemistry Prize in 1981(Frontier Elctronic Theory)
(WEB News)
Walking 5926 m, 9117 Steps
(Usual Courese + Takkyubin)
昨日のWEBニュースで福井謙一博士、野依良治博士の論文が歴史的化学論文賞にアジアから初めて選ばれたとの情報があった。
この歴史的化学論文賞は2006年に創設され、革新的で波及効果の大きい化学論文が対象とのこと。今までアボガドロの分子説、パスツールの光学活性体、メンデレーエフの元素周期律、ワトソン・クリックのDNA二重らせんなどの80論文が選ばれている。
現在の学生が化学として学ぶ法則、原理、現象などの論文ばかりであり、今までは欧米の化学者が研究したものばかりであった。
今回初めてアジアから選ばれたとのことで、画期的な出来事と考えてよい
福井博士については特別記憶に残っている。京都大学教授時代に我が母校の大学で量子化学の講座の教鞭をとっていた。ノーベル化学賞の対象は、量子化学の元になる福井博士によるフロンティア電子理論であった。
この理論は、波動微分方程式から導かれる量子力学をもとに化学反応に寄与する電子の解析を行ったものである。
高度な数学の能力がいることから、福井博士の講義を受ける学生はごく僅かであったという。
しかしノーベル賞受賞が報道され、その後の最初の講義が我が母校であり、その時には大講義室は学生で超満員になったと新聞テレビで報道されていた。
量子学 高度数学 難しい
(りょうしがく こうどすうがく むつかしい)
ノーベル化学賞は福井博士が日本人としては初めての受賞であったが、その後野依博士など続々と受賞し、日本の化学技術の先端性を世界に示した。
しかし今の日本の現状を見ていると、もうしばらくは自然科学のノーベル賞受賞は日本からも出ることと思うが、20年後くらいには可能性はないように思う。
幼少時からの塾通いでは、現状に疑問を抱かないグーミン(愚民?)ばかりが育ち、創造力豊かな人材は育たないのである。
日本の立ち直りには、まずは教育の抜本的改革が必要と考える。
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