2017年4月22日土曜日

琵琶湖虫

 網戸にはりつく琵琶湖虫
 網戸にはりつく琵琶湖虫
 窓にはりつく琵琶湖虫
 窓にはりつく琵琶湖虫
琵琶湖環境科学研究センター
(大津館隣)

  今年は琵琶湖虫が特に大量発生しているとの情報である。琵琶湖に住み始めて1年。昨年の夏ごろから蚊のような大きな虫が飛び交っており、たまに部屋に入ってきていた。

  体長1cmはある大きな虫であるが、外見は蚊とよく似ている。調べると蚊ではなく、アカムシユスリカという。魚釣りの餌によく使う赤虫の成虫である。血は吸わないため害はないという。琵琶湖南湖で4~5月ころと9~10月ころに発生する。

  赤虫は湖の底に沈殿した植物プランクトンの死骸などを餌にして成長する。泥の中で活動するため酸素が供給され、リン酸、窒素などの有機物分解が促進させることで湖の浄化に役立っているという。

  大津館隣にある滋賀県琵琶湖環境科学研究センターでは、琵琶湖の水質情報を公開している。それによると琵琶湖大橋より南の南湖はCOD、透明度、全窒素、全リン数値が北湖に比べて悪く、赤虫が住みやすい環境になっている。

  今年特に発生が多いのは、温暖化により植物プランクトンが増えたためといわれている。人に害がないとはいえ少しでも窓を開けると家の中に入ってくるので、気分はよくない。蚊のように機敏ではないので、ティッシュで摘まみ取っている。

  手間がかかるため、ムシ除け剤をベランダにつるしておこうかと考えている。本当に効果があるのか疑問であるが試してみたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿