「丹羽博士の健康講座」の資料
(2011年7月東京活性酸素研究会)
活性酸素を取り除く物質
植物中の抗酸化剤の状態
穀物の焙煎法
天然の生薬を有効にさせる秘訣
昨日、子供の小学時代からの同級生の父親が亡くなったとの訃報を受けた。この2年ほど、ガンの闘病生活を送っていた。同じ年の生まれである。ご本人の苦しみと共に奥様も大変であったことと言葉もない。
ガンといえば、元京大病院の丹羽耕三博士を思い出す。私も以前、この先生に診てもらっていたことがある。もともと京大病院の皮膚科の先生である。ご自身の年若い息子さんが白血病になり阿鼻叫喚の地獄の末亡くなっている。現代医学の限界を身をもって体験したことから、京大病院を退職し独自に理論的研究と治療法開発を続けているお医者さんである。
ガン、膠原病、アレルギー皮膚炎など戦後高度成長期を境に患者が急増している事実がある。この背景には、自動車排気ガス、大気汚染、食品添加物、農薬、たばこ、オゾン層破壊による紫外線の増大などにより、体内で活性酸素を作り出す物質の摂取が増加していることがあげられる。本来、人間には活性酸素を処理する能力があるが、あまりにも激増し処理能力が追い付かない。この活性酸素が細胞にダメージを与えることで病気になるという。
この活性酸素原因説を実証するため、自然の抗酸化剤を含んだ穀物を使って体内で有効に働かせる天然SOD製剤を開発した。実際に患者に使ってもらいその効果を確認し、その理論的解明も含めて世界の医学会誌に70に及ぶ論文を提出している。昨年、海外の医学会でその治療法が認知されたという。
以前、ある人がガンであるとの話を聞き、こんな先生もいるよと話をしてみた。今回も最初に知ったとき丹羽博士の話をしている。いずれも興味は示さず、普通の大学病院などでの治療を続けて、結局は抗がん剤などの副作用で苦しんで亡くなられている。
丹羽博士によると、人間に備わっている免疫力が最も重要で、睡眠不足になると免疫力はガタ落ちになり、治療のすべての努力を水の泡にしてしまうという。それに加えて、ガン患者は肉類を食べないようにと言われる。ガン細胞は選択的に肉類の養分で成長するという。
ガンとの診断が下された後、どういう対応をするかは患者自身の判断になる。ガン発覚後でも、食べ物に気を付け、たばこ・アルコールはやめ、睡眠は十分にとる、そして丹羽療法などにより免疫力を向上させることなどを実行すれば、また違った人生になったかもしれない。しかし、その選択自体がご本人の人生観であり、悔いはないのであろうと思う。
とはいえ、苦しかったのではないかと心が痛む。ご冥福をお祈りしたい。
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