Airless Tire made by Bridgestone
(From WEB News)
現役時代はタイヤコードの仕事が多かった。タイヤコードは空気入りタイヤの骨組みになるもので、タイヤコードがなければタイヤとしての機能が果せない重要な材料である。
そのタイヤコードが不要となるタイヤが開発されている。すでにブログに載せているが、全く新しい樹脂製のタイヤである。
まずはミシュランが開発を進めており、現在はGMと一緒に走行テストを繰り返しているという。本年には実行化するそうである。
さらには最近、日本のブリヂストンが同様のエアーレスタイヤを開発し実走テストに入るという。これもタイヤコードは使われていないようである。
素材商品転換は、一度進むと劇的に変わっていく。ブラウン管テレビから液晶テレビ、レコードからCD、ビデオテープからDVD、フィルムカメラからデジタルカメラなど、例を挙げれば暇はない。
しかし電気自動車と同じで、このエアーレスタイヤが今の空気入りタイヤにすべて取って代わるかどうかは疑問である。
電気自動車と同じで、すみ分けで使われるものと予想している。高重量の車両には、重量を支えるタイヤコードが必要であるからである。
樹脂タイヤ 実用近し すみ分けか
(じゅしタイヤ じつようちかし すみわけか)
ただ化学繊維の重要が減ることは間違いなく、化繊業界にとっては頭の痛い動きである。
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