Dredging Work at Yanagawa
この夏の雨、台風の結果、また柳川は上流からの砂が堆積している。昨年夏から浚渫工事が延々と続けられているが、また最初に戻ってしまった。
川に重機が入り込み砂を集め、トラック、キャタピラ搬送機などで河口の土手に山積みされている。
昨年からの浚渫工事は一時終了していたが、さらに延期せざるを得ないようだ。砂を取り除いてもまた堆積し、イタチゴッコになっている。
比叡山系を分水嶺として西側は京都白川、東側が柳川となる。白川には上流山中町付近に、大きな砂防ダムがある。これにより砂を食い止め、ダム内で定期的に除去作業がなされているものと思う。
これに対して東側の柳川には、琵琶湖までの距離が短く、大きな砂防ダムを作るスペースがないのが現状である。
今のイタチゴッコを防ぐには、柳川上流の花崗岩が削られる場所より河口側に大きな砂防ダムが必要のように思う。
浚渫の 工事なくすに ダムがいる
(しゅんせつの こうじなくすに ガムがいる)
スペースがないためダムを作るには山を削る必要があり、かなり大掛かりな工事となる。このような必要とされる工事が実施できていない所は、全国で至る所にあるものと思う。
工事が出来ていない原因の一つが、オリンピックであったと考えている。災害から人命、損害を防止するのが最優先の政治の役目である。オリンピックはどうでもよいのである。
オリンピックの犠牲として、このような事例がたくさんあるものと思う。オリンピックに関連した汚職の捜査が進んでいるが、このような明確な犯罪以外にも重大な悪影響を与えているということを認識する必要がある。
加えて、一般マスメディアが間接的悪影響を報道しないことも重大な問題で、国民がグーミン?である理由はここにあると考えざるを得ない。
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