2020年10月12日月曜日

Canada Goldenrod(セイタカアワダチソウ)

 

Canada Goldenrod(セイタカアワダチソウ)at Bank of Yanagawa

Japanese Pampas Grass(ススキ)at Bank of Yanagawa
Walking 7091 m, 10130 Steps
(Dentist + Cycling)
Walking + Cycling 14020 m
(Otsu Station)

  柳川土手ではススキの穂が群生し勢いよく揺れている。また少し離れた土手では、セイタカアワダチソウ(背高泡立草)が黄色い花をつけだした。

  数十年前の記憶では、休耕地などは一面セイタカアワダチソウの黄色で埋め尽くされていた。しかし、最近は黄色一色の光景を見ることはない。

  調べてみると、一時日本のススキを駆逐する勢いであったが、最近は劣勢になっているという。

  その原因は cis-DME(シスーデヒドロマトリカリエステル)にあると解明されている。この物質は発芽を抑制する性質がある。セイタカアワダチソウが日本に侵入する前は、日本の土壌は cis-DME の濃度が低くかった。セイタカアワダチソウの根からはこの成分が分泌され、ススキなどが影響を受けた。

  一方セイタカアワダチソウ自身が分泌する cis-DME により土壌濃度が上がり、セイタカアワダチソウ自体も発芽に影響を受けた。さらには、セイタカアワダチソウに対する害虫も日本に侵入し、その結果現在では一時の勢いはなくなっているという。

外来種 猛威ふるうも 今劣勢
(がいらいしゅ もういふるうも いまれっせい)

  柳川土手の現状を見ていると、その通りである。

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