Japanese River Bank can not be endured by deadly heavy Rain
(WEB News)
先日のブログで、今の豪雨に対応した河川の改修工事が進まず水害が多発してるのは人災だと述べた。この意見をサポートする記事が昨日のWEB ニュースに出ていた。
地球温暖化により、この20年特に発生が多発しているのが線状降水帯という。
標高500mを越える山地に台風や前線がぶつかると、湿潤な空気が山肌に沿って上昇し、上空で冷えて積乱雲になる。これらが幾重にも重なると「線状降水帯」が形成される。
1980年代までは年11回程度だった頻度が、2010年ころには18回、さらに年々増加している。
これに対して、水害対策インフラ整備が進んでいない。首都圏では利根川と荒川の決壊が心配される。荒川の土手は72時間で516mmの雨量まで耐えられるように作られている。今回熊本では24時間で500mm近くの雨が降っている。もし関東で降っていたならば、氾濫は避けられなかったという。
すでに線状降水帯の発生頻度が増加して20年以上経過しており、河川の対策工事が進んでいないことが一番問題であると指摘している。
この十数年の犠牲者は、行政の怠慢によって殺されたと云って良い。オリンピックを優先することで、人が死んで行っていることに気付いてほしいものである。
土手工事 五輪優先 死者増える
(どてこうじ ごりんゆうせん ししゃふえる)
水害対策にダムが必要であるという声もある。一時的にダムに雨をためることが出来るが、最近の豪雨の経験ではダムが満杯になり結局は放水することにより堤防が決壊するという災害が多発している。対策はダムではなく、堤防の補強が必須と思う。