2017年10月20日金曜日

カルミナ・ブラーナ

FMラジオ番組「クラシックカフェ」
FMラジオ番組「リサイタル・ノヴァ」
歩いた歩数 10501

  毎朝FMラジオのクラシック番組を聞いている。今日はクラシックカフェの番組でオルフ作曲のカルミナ・ブラーナを聞いた。

  この曲は4年前ドイツはデュッセルドルフで、市中心にある教会でジルベスターコンサートとして聞いている。教会にはオーケストラ、合唱団、ソリストがそろい、二階席まで満員の聴衆であった。

  11世紀から13世紀ころに書かれた若者の怒り、恋愛の歌、酒、性、パロディなど世俗的な詩が19世紀になって発見され、1937年にオルフが曲をつけたもの。

  宗教曲ではないが、その雰囲気もある。久しぶりに聞いてデュッセルドルフの教会の音の響きを思い出した。FMステレオで聴くと、残念ながら生で聞いた時の迫力はない。それでも懐かしく感じた。

  クラシックカフェの後は、リサイタル・ノヴァであった。これは新人の音楽家を紹介する番組である。今日はバス歌手であった。すでにヨーロッパで活躍しているという。本格的なバス歌手で、世界的に活躍する岡村喬生並みのなかなかの迫力であった。

  中学・高校とブラスバンドでチューバを吹いていたという。チューバで音楽大学を目指してピアノを習いに行った所、その先生が声の素晴らしさに気が付き声楽を勧めた。高校3年になってから急きょ声楽に進むことを決めたという。

  そういえば岡村喬生も早稲田大学政経学部に入学し、声の大きさからグリークラブに誘われて、卒業後オペラ歌手になっている。声楽は大人になってからやりだしても、一流になりえることを証明している。

  自我の確立した後に自分のやりたいことを決め、専門家の道に進むことは理想的といえる。人格形成は、自我の確立以前の幼少期での遊びと自然との生活体験が重要な役割を演じると思うから。

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