膳所高校のヨット
(青・黄色の帆、スピネーカーで走る)
膳所高校のヨット
(黄色の帆、スピネーカーで走る)
本日の散歩 5.57km、8621歩
今日も一日雨であった。しかしまだ梅雨入り宣言はない。梅雨前線が南下し南に移動するためのようである。
散歩コースの柳が崎には、立命館大学、京都大学、滋賀医科大学、京都薬科大学、京都外国語大などのヨット部の艇庫に混ざって、高校唯一の膳所高校ヨット部艇庫もある。
いつもは各大学のヨットが湖面を彩っているが、昨日は珍しく膳所高校のヨットが練習をしていた。
ヨットはメインセールとジブセール、それにスピネーカーのセールで走る。膳所高校のヨットがスピネーカで走っているところを目撃した。
順風で速く走るとき、このスピネーカーを使う。風を抱き込むため伸びのあるナイロン織物が使われる。
現役時代にはポリエステル繊維、ナイロン繊維に関する技術開発に従事していたが、その中でヨットセールも用途の一つであった。
昔はヨットセールだけの需要であったが、その技術はその後ウインドサーフィン、パラグライダーの用途に拡大していった。
これら用途の素材は耐光性、弾性率の関係でポリエステル繊維が使われるが、このスピネーカーだけはナイロンが使われている。今でも同様ではないかと思う。
スピネーカー以外のセールには、ポリエステル繊維100%が使われる。さらに高い弾性率を得るため、アラミド繊維、炭素繊維などとの交織ポリエステル織物も開発され、この分野のビジネスはこれからも続くものと思う。
勤めていた会社のナイロン事業はすでに撤退し、ポリエステルもそのほとんどはタイで生産されている。日本での生産は無くなり、この10数年の間に、生産体制はドラスチックに変化した。
昨日スピネーカーが使われているところを目撃し、時代の変化を思い出すことになった。
昨日スピネーカーが使われているところを目撃し、時代の変化を思い出すことになった。
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