2019年2月6日水曜日

GB withdraws from EU(英国EU離脱)

 GB withdrawal makes problem about Ireland conflict
(WEB News)
Northireland is anarchy now
 Northireland erection result
Walking Distance 4.99km、6489Steps
(Otsukyo Station, Aeon Style, Lake Side Park)

  先週のWEBニュースで英国のEU離脱に関し、アイルランド問題が再燃するという記事があった。

  今から23年ほど前、ドイツに住んでいた時にアイルランドを訪問している。北アイルランドの首都ベルファースト中心部には武装した警官が警備しているのを目撃し、アイルランド紛争は続いているとの衝撃を受けた。

  もともとカトリックの国であったアイルランドは、プロテスタントであるクロムウェルにより侵略され英国の支配となる。ようやく戦後アイルランドの独立が認められたが、プロテスタントの多い北アイルランドだけは英国に属することになった。

  このため北アイルランドのカトリック教徒は独立運動を続けており、それがアイルランド紛争といわれる。宗教戦争が今も続いているということである。

  英国のブレア首相時代にようやく和解が成立し、アイルランドと北アイルランドの国境はなくなり行き来は自由となっており、表面上は平静が保たれている。

  しかし英国のEU離脱により、EUに入っているアイルランドと英国の一部である北アイルランドの国境問題が再浮上している。

  英国がEUから離れることにより自由貿易ができなくなり税関など国境を再び作る必要となるためである。しかし英国、EUともアイルランドと北アイルランドは今まで通りの自由貿易ができるよう協議を続けている。先日その解決案が提案されたが英国議会で否決され、議会承認なしのEU離脱が現実化しそうである。

  また北アイルランドの議会はプロテスタント、カトリック両派が相拮抗している。無政府状態にあり、解決策も出ていない。

  このままいくとまた武装闘争が再開になる可能性がある。このような紛争をなくすためにEU統合は推進されたはずである。アイルランド紛争の再発を防ぐ解決策がないなら、もう一度国民投票をやり直すのが道理と思う。

  また殺し合いの歴史を繰り返すのか、英国国民の良識が問われている。

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