2018年10月8日月曜日

宇宙エレベーター

 宇宙エレベーターの記事(WEBニュース)
カーボンナノチューブで実現化の可能性
(WEBニュース)
単層カーボンナノチューブ開発計画(2010年立案)
TASC(単層CNT融合新材料研究開発機構)資料
カーボンナノチューブの用途と価格予想
(TASC資料)
散歩の記録 6.2km、9027歩

  WEBニュースで宇宙エレベーターの記事があった。すでに宇宙エレベーターの開発については情報として知っているが、その開発が夢物語ではなく具体的に進んでいるとの話である。

  大林組が2050年には宇宙エレベーターを実現させるべく検討をしている。各所で実験も行われているようであるが、エレベーター用のロープの開発が要になる。

  その素材の最有力候補がカーボンナノチューブである。完全リタイアする前は、このカーボンナノチューブの開発に従事していた。

  その時期に大林組がこのプロジェクトを進めることを決めている。その後仕事から離れて5年が経ったが、このプロジェクトが今も続いていることを今回知った。

  カーボン100%の分子であるので比強度は現存する材料で一番大きい。しかしまだ線状で連続的な構造のロープを作ることが出来ていない。

  それと価格の問題である。現状10万~100万円/kgくらいであり、1万円/kg以下にしないと用途拡大は望めない。

  単層カーボンナノチューブについてはすでに一企業が生産を開始し、当初の開発計画通り進行している。

  課題は大きいが、これからの30年の歳月で可能になるのか注目している。

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