Translator : Matsuda Amiko
(Translator : Matsuda Amiko)
東京自宅は長女が住んでおり、本棚には3冊の分厚い本が置かれている。
コリン・キャンベルの書いた「チャイナスタディ」、ハーヴィ・ダイアモンドの「フィット・フォー・ライフ」、松田麻美子の「50代からの超健康革命」である。
これらはガン、脳血栓、心筋梗塞などの現代病疾患にならない生活をするには、ビーガン食がベストということを述べている。
1970年代にアメリカ政府は専門家にこれら現代病の原因はなにかを研究するよう指示している。その時、研究者の一人にコリン・キャンベルもいた。1980年にはその研究結果をマクガバン報告書としてまとめている。
肉食、牛乳などの乳製品、卵などの動物性食品が原因で、菜食にすればこれら疾患は減らせるとした。
しかし肉業者、牛乳業者などの猛烈な抵抗からアメリカ政府はこの報告書を公にせず、闇に葬った。
1983年から1990年にかけてアメリカ、イギリスの研究機関でコリン・キャンベルが中心となって中国で調査を再度実施している。そのためチャイナスタディという名がついている。
中国を選んだのは、アメリカは多民族国家で民族遺伝子の影響が入り込む。中国は漢民族が90%近くを占めており、遺伝子要因が除かれるためである。
中国での過去50年くらいの期間のデーターを調べると、地区によって疾患の発生率に大きな差が見られることが判明。
さらに調べると食べ物に大きな違いがあることが分かり、疾患と食べ物との関係が浮き彫りにされた。
マクガバン報告書をさらに補強する結果となっている。
長女はこの本の影響か、ビーガン生活が続いている。私の場合にはがん手術の後、元京大病院の医師にかかったときに、がん患者は肉類は食べないほうが良いと指導を受けた。
この医師はこれら報告書を知っていたかもしれないが、臨床学的にがん細胞は選択的に動物性養分を吸収して増大するためとの説明であった。
手術を受けた大学病院では、このような指導は全くなかった。医師によってその姿勢が違うことが分かる。大学病院は病気にかからないようにすることが目的ではなく、治療するところとの理解であろう。
手術後は肉は食べなくなったが、魚は問題ないとの指導であった。その後イタリアの先生に出会い、魚も含めてすべての動物性食品は避けた方がよいという。おそらくこの先生はチャイナスタディを知っていたのではないかと思う。
ビーガン食生活の学術的支えになるこれらの本は、バイブルのようなもので機会があることに目を通したいと思う。
菜食者 チャイナスタディ バイブルだ
(さいしょくしゃ チャイナスタディ バイブルだ)
驚いたのは牛乳は栄養になるどころか、有害であるとの結論も書かれている。原発安全神話と同じように、牛乳メーカーのプロパガンダによる牛乳神話ももうやめた方がよい。
今ビーガンであるが、骨粗しょう症はなくなっている。植物性食品だけでカルシウムは十分とれるということになる。
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