2019年3月26日火曜日

Kawasaki City Museum(川崎市ミュージアム)

High-Rise Apartment in Musashikosugi
Kawasaki City Museum
Front of Museum
(Left : Thomas Smelting Furnace, Nippon-Kokan)
 Inside of Museum
Explanation of Kawasaki-Juku (Edo Period)
 Model of Kawasaki-Juku
 Toshiba
 Radio of Matsuda (Toshiba)
 Change of Air Polution (Kawasaki)
 Aerial Photograph of Industrial Area (1967)
Moving Trajectry
(Musashikosugi, Kawasaki City Museum)
Moving Distance 17.57km、10308 Steps

  川崎市にある川崎市民ミュージアムを訪れた。東急東横線武蔵小杉駅からバスで10分のところにある。

  武蔵小杉は最近高層マンション群の林立で有名になっている。そのマンション群も見える、等々力公園にこのミュージアムはある。

  川崎の歴史展示があるが、その中で、江戸時代の川崎宿の模型が置かれている。そして明治以降、工業地帯として発展を遂げる。

  東芝、日本鋼管(ミュージアム玄関には産業遺産、トーマス転炉が設置されている)など日本を代表する重化学工業の工場が連なる。しかし、工場から出るばい煙による大気汚染公害で大変な問題となる。

  中学の修学旅行は箱根から観光バスで東京に向かっている。途中川崎市内を通った時、回りがばい煙のため何も見えなかったことを今でも覚えている。

  その後、日本では同じようなばい煙公害、水俣病、アスベストなどの公害が続く。被害者の訴えによる裁判でようやく被害者救済、公害対策が行われるようになる。

  ばい煙公害、水俣病、アスベストなど、その原因が工場にあるにもかかわらず、御用学者が否定し続けて被害は拡大し、被害者は苦しみ、多くの人が亡くなっている。

  被害者が自ら裁判を起こさないと対策がなされないという歴史の繰り返しであった。

  公害問題は克服されたかというと、今また新しい公害として福島原発事故による放射能汚染が発生している。

  政府行政、企業はその汚染をひた隠しにしており、一般のマスコミも全く報道していない。これから被害者が多数出てきて、その被害者が裁判を起こさなければ抜本的対策も検討されないようである。

  川崎の歴史を見て、また同じような歴史が繰り返されつつあると強く感じる。負の歴史を学ぼうとしない政治を、より多くの人が認識してほしいものである。

  グーミン(愚民?)があまりにも多いことをまことに残念に思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿