2023年10月10日火曜日

Technician for Piano Tuning(ピアノ調律師)

 

Technician playing Piano after tuning

  本日は年に一回、頼んでいるピアノの調律の日である。調律師が午後に我が家に来て、調律を実施した。

  調律が終わった後、ピアノを弾き調子を見ていた。その曲は、モーツアルトのピアノ協奏曲第23番であった。

調律師 モーツアルトで 試し弾き
(ちょうりつし モーツアルトで ためしひき)

  調律師はこの曲をよく弾くという。情緒があって何とも言えない魅力があるとのこと。

  この曲は私も好きで、特にベルリンのフィルハーモニーホールでベルリンフィルの生の演奏を聴いたと言ったところ、ピアノ奏者は誰との質問を受けた。

  90歳を超える世界最年長の演奏者だったという記憶だけで、名前は出てこなかった。

  調律師が帰った後自分のブログで調べると、演奏者はメナヘム・プレッサー (Menahem Presser) であった。インターネットで調べると、今年100歳で亡くなったとのこと。

  ということは9年前に演奏を聴いているので、91歳の時の演奏だったということになる。高齢でもしっかりした演奏であった記憶がある。

  いろんな場面で、モーツアルトのピアノ協奏曲第23番が身近な話題になるのは不思議なことである。

2023年10月9日月曜日

Mozart Violin Concert(モーツアルトのバイオリン協奏曲)

 

  モーツアルトCD全集は、ホルン協奏曲に続いてバイオリン協奏曲に移った。

  バイオリン協奏曲も今までCD、FM放送で何度も聴いているが、思い出に残るのは第5番の協奏曲である。早速、第一楽章を録画してYou-Tubeに載せた。

  以前にも書いたが、高校時代に合唱部の一年上の人とこの第5番を合奏したからである。私はピアノ伴奏で、かなり苦労した覚えがある。簡素な響きであるが、なかなか難しかった。

バイオリン モーツアルトの 伴奏す

(バイオリン モーツアルトの ばんそうす)

  一年上の人は小さい時からバイオリンを習っており、うまいものであった。卒業後音大へ進んでいる。

  その後のことは分からないが、来月の23日には高校の60年記念同窓会総会がある。その時に会えれば、その後のことが聞けるのであるが、期待したい。

  いまブログを書いているが、ずっとバイオリン協奏曲が聴こえてくる。気分爽快である。

2023年10月8日日曜日

Morzart Piano Concertos(モーツアルトのピアノ協奏曲)

 

CD of Mozart Symphonies(交響曲)

CD of Morzart Piano Concertos(ピアノ協奏曲)

CD of Mozart Clarinet Concert(クラリネット協奏曲)

CD of Mozart Flite Concertos(フルート協奏曲)

CD of Mozart Oboe and Bassoon Concertos(オーボエとファゴット協奏曲)

CD of Mozart Horn Concertos(ホルン協奏曲)

  10月初めからモーツアルトCD全集を聴き始めたが、CDチェンジャーに入れた最初の25枚のCDを聴き終えた。

  交響曲から始まり、ピアノ協奏曲、クラリネット協奏曲、フルート協奏曲、オーボエ協奏曲、ファゴット協奏曲と続いた。

  交響曲については今までも何曲かCDで聴いているが、初めて番号付き交響曲の第1番から最後の第41番(ジュピター)まで全曲を聴くことになった。すべて落ち着いた曲で気持ちが和む。

  そして次はピアノ協奏曲である。ピアノ協奏曲も今までもCDで何回も聴いているが、ほぼ全曲に近い第3番から第27番までを聴いた。

  ピアノ協奏曲については特に思い出がある。ベルリンでのジルベスターコンサートでベルリンフィルの演奏会を聴いている。この時のメインの曲が、モーツアルトのピアノ協奏曲第23番であった。

  この時、ベルリンフィルの音に驚愕した。今まで聴いたことのない誠にピュアーな音で、さすが世界の頂点に立つオーケストラと感じたことを思い出す。

オーケストラ ベルリンフィルの 音清らか

(オーケストラ ベルリンフィルの ねきよらか)

  さらに、クラリネット、フルート、オーボエ、ファゴット協奏曲でCD25枚を終えた。

  本日からは次の25枚のCDをセットした。最初はホルン協奏曲である。これも今までCDで何回も聴いている曲である。

  このホルンの聴きなれた曲を聴きながら、今ブログを書いている。

2023年10月7日土曜日

Geranium Napalense(ゲンノショウコ)

 

Flowers of Geranium Napalense at Bank of Yanagawa

  柳川土手の散歩時にはいろいろな野花を発見するが、さらに気が付いたのは小さな紫の花である。

  今までに見たことない花であるが、小さい花なので見過ごしていたのかもしれない。

  帰宅後調べて見ると、なんとゲンノショウコの花であった。薬草で知られた有名な植物である。

秋の土手 ゲンノショウコの 花開く

(あきのどて ゲンノショウコの はなひらく)

  日本の至る所で野生植物として生えているという。花の色は白色と紫色があり、富士川を境に東日本では白色、西日本では紫色が咲く。文化の東西での違いとよく似た分布には驚く。

  確かアジサイは、土壌によって色が変わると聞いている。酸性ではブルー、アルカリ性ではピンクで、日本は酸性土壌が多いのでブルーが多い。一方、ヨーロッパではピンクが多いようである。

  アジサイのように土壌違いなのか、日照の違いなのか分からないが、白いゲンノショウコを関西に持ってきて白い花が咲くか、紫の花が咲くか、実験すると面白い。

  これからも散歩中には新しい発見があるかもしれない。興味津々である。

2023年10月6日金曜日

Wild Cherysanthemum(野菊)


Flowers of Aster Yomena(ヨメナ)and Leaves at Bank of Yanagawa
Indian Aster(コヨメナ)at Beach of Yanagasaki Lakeside Park

  10月に入り、柳川土手、柳が崎湖畔公園の浜辺には野菊が咲いている。誠に可憐な薄紫の花である。

  調べると、柳川土手の野菊はヨメナである。葉が無毛であるので葉に毛があるノコンギクとは区別できる。一方、柳が崎湖畔公園の野菊はコヨメナではないかと思う。

  いずれにしてもこの小さな花を見ていると、いつも伊藤佐千夫の野菊の墓を思い出す。民子の可憐さを野菊で表現している。

野菊咲き 民子と正夫 思い出す

(のぎくさき たみことまさお 思い出す)

  恋は実らず、民子は他の人に嫁いで早死にする。悲しくも美しい物語である。

2023年10月5日木曜日

Nobel Prize(ノーベル賞)

 

2023 Nobel Prize in Phosiology or Medicine, in Physics and in Chemistry from WEB News

(2023ノーベル賞、生理学・医学、物理学、化学、WEBニュースより)

Dr. IIjima waiting for Nobel Prize for 30 Years (from WEB News)

  本年のノーベル賞の自然科学部門の発表があった。生理学・医学賞、物理学賞、化学賞ともに欧米の学者に与えられる。

  日本からは2年続けて受賞者は出なかった。

  カーボンナノチューブ発見者である飯島博士は、ノーべル賞候補と言われて30年が経った。

  私の最後の仕事場所はつくばの産業技術研究所であった。そのカーボンナノチューブ研究長であった飯島博士は、毎年10月初めになると研究所内での記者会見準備が恒例になっていた。

  今年も準備していたものと思う。今年は終身教授になった名城大学で準備していたかもしれない。

  この20年ほど、ほぼ毎年のように自然科学分野でのノーベル賞が日本人に与えられていた。その研究はちょうど日本の繁栄時期に遂行された研究が評価されたものである。

  しかしこの30年日本経済は凋落し、自然科学の学問の世界も歩調を合わせているようである。

  これからは日本からの受賞者は出ないものと思われる。昨年も述べたが、飯島博士も10月初めの恒例行事は止めにした方がよいと思う。

科学でも 日本凋落 現実味
(かがくでも にほんちょうらく げんじつみ)

  この30年の間に、中国、台湾、韓国経済が急成長しており、ぼちぼちこれらの国からもノーベル賞受賞者が出ても良いのではないかと思う。

  しかし日本と同じように受験戦争の知識詰め込み教育の国であり、独創的発想は出てこないのかもしれない。

  科学技術立国であった日本が科学技術の分野でも凋落の傾向にあるのは誠に残念なことである。

  政府は科学技術立国から、投資立国への変換を考えているようであるが、科学技術立国であるからこそ投資も増えるのであって、強みのないところにお金が集まるわけはない。

  日本の現状打破には、政治経済学問教育など、とにかくすべての分野での抜本的改革が必要と思う。

  ところで生理学・医学賞には、コロナワクチンの基礎となったメッセンジャーRNAの研究者に与えられた。

  その応用されたワクチンがこのコロナ禍で全世界で使用されている。

  同じノーベル賞の山中教授の研究したiPS細胞技術は実用化に向けてすでに20年以上の慎重な開発が続けられている。一番の問題は副作用がないか、時間をかけて臨床試験を繰り返している。

  それに反し、コロナワクチンは臨床試験は省略し、全世界の人々をモルモットにして人体実験が進行中ということになる。

  すでにいろいろな副作用が報告されており、ワクチンで亡くなっている人もいる。少なくとも良心的な研究者なら、臨床試験が実施されていないので副作用については未知であるとの周知をすべきではないかと思う。

  仮説に従えば、メッセンジャーRNAに関わる研究者も、世界の闇なのかも知れない。

2023年10月4日水曜日

Japanese Staunton Vine(ムベの木)

Japanese Staunton Vine in Oumi-Shrine
Seed of Japanese Staunton Vine

  近江神宮の境内にはムベの木が植えられている。

  天智天皇が近江八幡の大嶋奥津嶋神社のムベの果実(ときわあけび)を食べて、「ムベなるかな」と仰せられ不老長寿延命のため奉納せよとのお言葉があったという。

  「ムベなるかな」の語源でもある。

天智帝 ムベなるかなの 語源言う
(てんちてい ムベなるかなの ごげんいう)

  このことから、毎年11月7日に近江神宮にムベの果実が献納されている。

  そのムベの木に果実が実っている。緑の色であるが、いずれアケビのように色づくのではないかと思う。

  観察を続けたい。

2023年10月3日火曜日

Big Blue Lily-Turf(ヤブラン)

 

Flowers of Big Blue Lily-Turf at Bank of Yanagawa

Flowers of Japanese Bush Cherry(ニワウメ)at Bank of Yanagawa
Common Cocklebur(オナモニ)at Beach of Yanagasak Lakeside Park

  柳川土手では、珍しい青い花が咲いている。調べるとヤブランの花であった。藪に生えて、葉がランに似ていることから名付けられたという。

  別名をサマームスカリという。春に咲くムスカリと同じような青色をしているが、ムスカリよりも大きく、夏から秋にかけて咲く。毎年咲いているものと思うが、今まで気が付いていなかった。

ヤブランの 青い花咲く 秋の土手
(ヤブランの あおいはなさく あきのどて)

  さらに柳川土手には春に花をつけていたニワウメの枯れ枝に、一部花が咲いている。狂い咲きのようである。

  そして柳が崎湖畔公園の浜辺では、恒例のオナモミが実をつけた。引っ付き虫は今年もズボンに付着するものと思う。

2023年10月2日月曜日

Removing Sunshade(日除けを外す)

 


Sunshade of Loofah at my Balcony

After removing Sunshade of Loofah

Planters after pulling out Roots of Loofah

  最高気温も30℃を切るようになり涼しくなった。日除けにしていたベランダのヘチマ棚を取り除いた。

  夏場日除けの役目を果たしてくれたが、もうその必要がなくなった。ヘチマ棚を外すと、ベランダが明るく湖の景色もきれいに見える。

ベランダの 日除け外すと 景色良し
(ベランダの ひよけはずすと けしきよし)

  これからは日が段々短くなるので、ベランダは冬に向けた装いになった。

  プランタはもうしばらく土を休ませて、この6月に収穫したルッコラの種を播くつもりである。

2023年10月1日日曜日

Ignorant Peaple(愚民)

Group Photo of Japanese Company (from You-Tube)
Group Photo of Google (from You-Tube)

  先日の You-Tube に、日本の会社とグーグルの社員集合写真が出ていた。

     見てすぐにわかることは、日本の会社の社員の統制された姿と、グーグル社員の自由な姿である。

  この写真の違いは、この30年の日本凋落の原因を表す象徴的な写真である。

  それは団体行動を重要とするか、個人を重要とするかの違いである。創造には個人の能力がどれだけ発揮できるかにかかっている。一方、模倣、応用、生産性向上には組織だった団体行動が重要である。

  高度成長時期の日本は、模倣、応用、生産性向上に最大の効果を発揮した結果、世界に第二の経済大国にのし上がった。

  重工業、電気、自動車、現役時代関係していていた合成繊維も、もともと欧米で発明されたものを実用化、最適化、低コスト大量生産の力で達成したものである。

  その背景には、偏差値を優先した教育がある。今までの知識をしっかり詰め込んだ人が、世の中を指導する体制になっていた。

  しかし、今までにない新しいものを創造するという教育は受けていないので、IT時代のような新しい時代の到来に乗り遅れてしまった。

  今も教育体制は変わらず、小学生時代からの塾通いで有名中学に入るという価値観が支配的である。

  今の政治の動きから見ると、紙幣をどんどん印刷し政策としておカネをばらまく程度の小手先の対策で、抜本的改革は皆無である。

  先の戦争から、戦前の洗脳された国民が愚民から脱出できたのは、結局は敗戦のおかげであった。

  敗戦が無ければ日本国民は洗脳された愚民のままで、とっくの昔に日本は崩壊していたものと思われる。

  いま日本は、敗戦前と同じような状況にあるように感じる。愚民はいつ目覚めるのであろうか。

国落ち目 愚民の目覚め 必須なり

(くにおちめ ぐみんのめざめ ひっすうなり)

  国が落ち目になっていることさえ認識していない人は、今のお金ばらまき政治で潤っている人ではないかと思う。

  その構造は、周辺の独裁国家の権力者に群がる構造と同じような実態のようである。