2020年7月13日月曜日

Ultra-Processed Foods(超加工食品)

 Ultra-Processed Foods have Risk for Demonti
(WEB News)
Food Additives are  Causes of many Diseases
(WEB News)
Walking 7.65 km, 8115 Steps
(Usual Course)

  先日、認知症の原因の一つに、食品のいろいろな人工添加物の可能性があるとの意見を述べたが、本日のWEBニュースにそれをサポートする記事が出ていた。

  世界の研究成果をまとめたもので、特に添加物が多く使われている超加工食品の危険性について書いている。

  NOVA分類では、飲食物を4段階に分類。この中で最も加工度の高いものが「超加工食品」とされている。

  超加工食品とは「大量生産された菓子パン、インスタント食品、保存料を使用した肉加工品など。家庭で調理する場合には使わない添加物や油脂などを過剰に加えた食品」と説明している。

  普通のスーパー、コンビニで売られている加工食品はほとんどが超加工食品と考えてよい。

  2015年、豪州のディーキン大学の報告。焼肉、ソーセージ、ハンバーグ、ステーキ、ポテトチップス、清涼飲料水を飲食する人は、脳の左側の海馬が委縮しやすく、認知機能障害の症状になる。

  2018年、英国医師会誌に、超加工食品摂取で発がんリスクが上昇するという報告。
  2019年2月、アメリカ医師会誌で超加工食品を消費する割合が10%アップすると死亡リスクが14%上がるという報告。
  2020年、ブラジル研究チームは超加工食品の消費量が10%アップすれば肥満の確率が18%上昇。

  さらには、アメリカハーバード大学は、油で揚げたファーストフード、スナック菓子はトランス脂肪酸によるリスクがアップするとしている。

  超加工食品に多く使われるパーム油には飽和脂肪酸と共に酸化防止剤BHA(ブチルヒドロキシアニソール)が入っており発がん性が確認されている。

  ハム、ベーコンの着色剤亜硝酸ナトリウムは胃の中のアミンと反応し、強力な発がん物質ニトロソ化合物となる。

  加工肉の保存料ソルビン酸ナトリウムも体内で発がん物質となる。WHOも加工肉を50gとるごとに、大腸がんの可能性が18%アップするとしている。

  化学調味料たんぱく加水分解物、加工でんぷん、カラメルにも発がん性がある。カップ麺、ハム、ソーセージ、かまぼこに使われているリン酸はカルシウム吸収障害、腎機能低下を招くなど。

  スーパーなどで売られているパン類はイーストフード使用がほとんどであるが、イースト菌とは全く別の合成化学物質である。犬は6~8gを食べることにより死に至るという。人の場合でも多く摂取すると嘔吐、昏睡になる。

スーパーの パン添加物 毒になる
(スーパーの ぱんてんかぶつ どくになる)

  人工添加物は食べてすぐに体に異常をきたすものではない。しかし、長期的に摂取すると、糖尿病、がんなどいろんな病気のリスクが増大するということである。

  さらにたちが悪いのは、これら添加物が脳の左海馬を犯し、超加工食品依存症になるという(アメリカイェール大学の報告。脳内の快楽を司る「報酬系」神経回路が活性化し、ますます食べたくなるという。)。

  先日は肉についても述べているが、現代は食肉用の飼料は殆ど人工飼料であり、これはまさしく超加工食品と同じである。超加工食品で育てた肉を人が食べているのである。影響がないはずがない。

  ここでは加工肉について害があると記載されているが、肉自体についてはこの記事では述べていない。今後注意して研究結果がないか調べたいと思う。

  このような情報は、一般の新聞、ラジオ、テレビでの報道ではほとんどない。なぜなら彼らのスポンサーが、これら商品を製造販売しているからである。

  身を守るには、自分で情報をとる努力をしないと不可能な時代ということを肝に銘じなければならない。

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