2017年11月30日木曜日

高市黒人

 高市黒人の万葉歌碑
(近江神宮)
高市黒人の歌の説明
本日の散歩 7214歩

  先日万葉歌碑の除幕式に立ち会ったが、近江神宮にも万葉歌碑がある。高市黒人の歌である。

「ささなみの国つ御神のうらさびて荒れたるみやこ見れば悲しも」

  天武天皇(壬申の乱の後の天皇)が亡くなって持統天皇の時代に宮廷につかえていたという。天智天皇(天武天皇の兄)時代の大津京を訪れ、荒れ果てた都を見て悲しむ歌である。

  天智天皇が亡くなると息子の弘文天皇が即位するが、すぐに弟の大海人皇子が壬申の乱をおこし勝利し、天武天皇となる。その皇后が後の持統天皇で、天智天皇の娘である。つまり持統天皇は叔父と結婚したのである。

  万葉集を通じて、天皇家の家系の実情を知ることとなった。調べていくとさらにいろいろな事実を知ることになるようである。

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