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2017年8月11日金曜日

遮光1級ロールカーテン

アイボリー色の遮光1級ロールカーテン
(中央突合せ部に隙間)
ロール突合せ部の光漏れ防止黒い布
(ホームシアター暗幕用)

散歩の距離
サイクリングの距離
散歩の歩数
(距離はサイクリングも含む)

  居間のロールカーテンを新調すべくWEBで通信販売の情報を調べた。第一条件はホームシアターの暗幕にも使えることで、遮光1級のものを探した。すると、防音・断熱・遮光1級の既製品があることが分かった。

  ホームセンターでは遮光1級のものは注文制作になるとのことであったが、WEBでは幅180cm×長210cmの出来合いのものが売りに出ていた。結局3本、4本の選択ではなく、2本で窓の全幅をカバーできる。

  昨日さっそく注文した所、本日お昼には自宅に届いた。今までの黒のロールカーテンを外し、新しいベージュ色のロールカーテンを取り付けた。ぴったりと窓をカバーし光もほとんど通さない。ただ、2本の突合せのところに隙間があり僅か光が漏れる。

  そこでホームシアターの時用に、間隙のところに前のロールの黒い布をカットしつけ足せるように工夫をした。これで真っ暗になることを確認した。

  それにしてもホームセンターでは既製品がなく注文生産であった。そして納期は2~3週間と聞いた。一方WEBによる通信販売では既製品もあり、しかも既製品を注文したので宅配便で翌日家に届けられた。さらには値段は既製品であることもあるが、ホームセンターの半分以下である。

  WEBでは現物を見られないことが欠点であるが、それでも利用者が増えているのは当然のことと思う。今宅配業者の問題点も指摘されているが、流通革命の現実を知ることが出来た。

2016年12月23日金曜日

カラヤンの第九

ホームシアター

  今日は天皇誕生日である。朝からお天気が不安定で、日が差したと思えば曇り、そして小雨模様となる。また晴れたりで、ちょうど北陸の今時期の気候とよく似ている。北陸と違うのは雪がないことである。しかし琵琶湖の北の方ではおそらく北陸と同じく雪が加わるのであろう。

  日本では年末恒例の第九交響曲のシーズンであるが、今年はホームシアターU-tubeを使って聴くことにした。1977年12月31日のベルリンフィルハーモニーホールでのジルベスターコンサートの録画である。指揮はカラヤン、演奏はベルリンフィルハーモニー管弦楽団。

  2年前のジルベスタコンサートには同じ場所で、ベルリンフィルハーモニーの演奏会を聴きに行っている。素晴らしい音に驚嘆した。この録画はまだデジタル録音が出来る前のもので音質はアナログである。デジタルの澄んだするどい音と違って、丸みのある柔らかい雰囲気の音質である。
  
  今年も無事に過ごせたことを感謝したいところだけれど、春には捨断離で腰を痛めて腰痛リハビリを続けている。ゆっくりなら歩いたり、自転車には乗れるようになったが、痛みは続いており今回もヨーロッパ行きを断念した。

  それよりもとうとう先日、心配していたテロがベルリンで現実のものとなってしまった。次回は2~3か月ウィーンに滞在したいと思っているがいつ安心して行けるのか。とにかく、またヨーロッパに行くことを楽しみに地道にリハビリは続けたい。

2019年2月10日日曜日

WDR-TV DVD(ドイツテレビDVD)

WDR-TV DVD
Grenzregion zwischen Aachen und Arnheim
Wunderschoen
Grenzregion zwischen Aachen und Arnheim

Aachen、Schloss Dyck、Kleve、Arnheim 
Dreilaender Punkt(3国境点) 
Aachen
Kleve、Kalkar、Walbeck
Schloss Dyck
Walbeck
Kalkar
Schloss Moyland
Kroeller-Mueller Museum(Arnheim)
Arnheim
Walking Distance 6.35km、8172Steps
(Usual Course)

  昨年11月にドイツ人夫妻の家を訪問した時に、お土産としてDVDをもらった。ドイツのテレビ WDR の番組の録画であった。

  時間が取れず今まで見ることができなかったが、本日午後、我が家のホームシアターで見ることにした。

  番組名は「素晴らしく美しい、アーヘンとアルンハイムの間の国境地帯」で、国境地帯の自然と町の姿を紹介する DVD である。

  音声はドイツ語で、字幕にはドイツ語の文章が出る。話の速度が非常に早く(ドイツ人同士では普通と思う)聞くだけでは理解が難しいが、文章を見ることによりある程度は分かる。

  今まで訪れている場所、アーヘン、3国境点、ディック城、ケフェラールバルベックカルカール、モイランド城、アルンハイム(自然公園、クレラーミュラー美術館)など懐かしく見た。また知らなかった場所も多くあり興味深かった。85分の番組であったが時間のたつのを忘れて見入った。

  久しぶりのホームシアターでの鑑賞で、音楽の音も楽しみながら、自然の景色、お城、町の美しさを楽しませてもらった。

  ドイツ人夫妻はドイツ語の勉強のために贈ってくれたものと思われ、これからもこのDVDでドイツ語に親しみたいと思う。

2019年10月4日金曜日

One Fine Day(ある晴れた日に)

 One Fine Day from Madame Buttefly (Satou Shinobu)
My Home Theater
 Songs my Mother taught Me by Dvorak (Satou Shinobu)
My Home Theater
Walking 6.88 km, 8883 Steps
(Usual Course)

  YouTube を探索すると、亡くなった佐藤しのぶさんの動画が多数出てくる。本日は居間のホームシアターで佐藤しのぶさんの動画を鑑賞し、故人を偲んだ。

  何といってもウイーンオペラハウスで演じたというプッチーニの「蝶々夫人」を聴きたかったがオペラの動画はなく、コンサートでの「ある晴れた日に」のアリアの動画だけ見つけることが出来た。

  声量もすごいが、その歌う姿は表情豊かで、さすがウイーンオペラに出演したオペラ歌手との印象を受けた。

  この他、同じプッチーニのトスカのアリア「歌に生き恋に生き」、トゥーランドット「氷のような姫君」、ヴェルディの運命の力「神よ平和を与えたまえ」、椿姫「乾杯の歌」など、なじみのオペラ曲を堪能した。

  加えて、美智子妃作詞の「ねむの木の子守歌」、シューベルトの「アヴェ・マリア」、ドボルザークの「母が教えてくれた歌」、「アメイジング・グレイス」、「慕情」などの歌もしみじみと聴かせてくれる。

オペラ歌手 子に伝えたい うた歌う
(オペラかしゅ こにつたえたい うたうたう)

  「ねむの木の子守歌」、「母が教えてくれた歌」は、自身の娘に歌の思いを伝えたい母としての気持ちがにじみ出ているように感じた。

  実際に生の歌声を聴きたかった。もうかなわないが、ホームシアターでこれからも楽しみたいと思う。

2017年9月8日金曜日

パンパスグラス

和室机を分離しベッドルームの棚に変更
コンセント一個が使えなくなりタップを付ける
居間のホームシアター電線カバー
 大津館のパンパスグラス
  大津館のパンパスグラス
 大津館のパンパスグラス
歩数 9583

  来客があったとき和室でも寝られるように、和室机を分離して縦2段の棚に変更し、ベッドルームに置いた。そこに、写真、ランプなどを置いた。ただコンセントの一つが台に当たり使えないため、タップが必要になった。

  今日の散歩もいつものコースを歩いたが、途中ケーズデンキに立ち寄りタップを買うとともに、電線用カバーも購入した。カバーは、居間のホームシアター電線用である。

  昨夜来の雨も止み、今日は秋晴れである。大津館庭にはパンパスグラスが植えられており、今周辺は典型的な秋の光景となっている。

2017年3月12日日曜日

フィンランドのオペラ(Kalewainen Pochjola)

ホームシアター
  フィンランドの音楽といえばシベリウスのフィンランディアが思い浮かぶが、先日ドイツベルリンオペラの合唱団員のフィンランド人の方からメールでフィンランドのオペラを紹介してくれた。曲は Kalewain Pochjola である。フィンランドの叙事詩 Kalevala をオペラ化したもので、作曲者は Karl Mueller-Berghaus という。

  今年はフィンランドがロシアから独立して100年にあたる。その記念行事の一つとして、このオペラがトゥルクで上演されている。その3月4日の上演録画U-Tube で見ることが出来るとの連絡をもらった。

  本日午前中、ホームシアターでパソコンから U-Tube をプロジェクターに入力し、鑑賞した。歌詞の英語版も送ってきてくれているが長すぎて読み切れず、まだこのオペラの内容は理解できていない。しかし、音楽はワーグナーを思わせる劇的な音と、美しい抒情的な響きなど、約2時間の曲でたっぷりオペラ音楽を楽しめるものであった。

  この曲は、1892年に作曲されたが、ロシアの圧力からか、演奏は実現せず、100年以上たって今回実現したとのことである。フィンランディアがロシアに抵抗する人々の心の支えになったということからすると、今ようやくフィンランドの人々が独立を心から喜べる日が来たということではないかと思う。

  連絡してくれたフィンランドの方に、このKalevala という叙事詩の内容を簡単に教えてくれるよう再度お願いした。内容が分かれば、オペラのシーンの理解も進むものと思う。

2020年12月29日火曜日

No.9 Symhony of Muti(ムーティの第九)

 Symphony No.9 of Beethoven (From You-Tube)

Conductor : Riccardo Muti

Chicago Symphony Orchestra

Soprano : Camilla Nylund
Mezzo Soprano : Ekaterina Gubanova
Tenor : Matthew Polenzani
Bass Baritone : Eric Owens

Walking 6106 m, 8724 Steps
(Usual Course)

  今年の年末は第九交響曲を聴きに行くことはなかった。その代わり我が家のホームシアターで聴くことにした。

  You-Tube で探すといろいろな演奏が出てくる。カラヤンベルリンフィルはすでに何回も聴いている。今回はムーティ指揮の第九を聴くことにした。

  シカゴ交響楽団の録画であった。ソプラノは Camilla Nylund、メゾソプラノ Ekaterina Gubanova、テノール Matthew Polenzani、バスバリトン Eric Owens であった。

  ムーティの指揮は、2年前ウイーンでウイーンフィルの演奏で聴いて以来である。オーソドックスな指揮は変わっていなかった。

  何回聴いてもすごい曲である。もちろん生で聴く方が音のあつみがあり、感動する。それでも今年の締めくくりとしてじっくりと味わった。

年末の 第九楽しみ 年納

(ねんまつの だいくたのしみ としおさめ)

  来年は生のオーケストラで聴きたいものである。

2018年10月11日木曜日

根来の子守唄

根来の子守唄のビデオテープ画面
根来の子守唄(1)動画
根来の子守唄(2)動画
根来の子守唄(3)動画
根来の子守唄(4)動画
根来の子守唄(5)動画
散歩の記録 5.88km、8293歩

  先日訪れた京都智積院は、もともと和歌山にあった根来寺から逃げてきた僧たちによって創建されている。

  空海によって開宗された真言宗は平安末期には衰微していた。鳥羽上皇から信任を得た覚鑁(かくばん)上人は、高野山に入り真言宗を再興した。その覚鑁上人が晩年過ごしたのが和歌山根来寺であった。

  その寺の中に学問所として智積院があった。秀吉により根来寺が焼き払われた後、学僧たちは京都に逃れ、智積院として残ったという歴史である。

  根来寺と聞いて、昔のビデオテープに記録された根来の子守唄を思い出した。この根来寺焼き討ち事件の後、その悲惨な思いを伝えるためにこの子守唄は歌われてきたという。

  久しぶりにホームシアターでそのビデオテープを見た。歴史をしみじみと感じさせる子守唄である。

  その後、智積院は真言宗智山派総本山として成田新勝寺、川崎大師などの末寺を擁して現在に至っている。

  先日の智積院訪問により、歴史の一端を知ることになった。

2019年3月13日水曜日

DVD「Broken Command」(DVD 破戒)

DVD「Broken Command」
Raizou Ichikawa & Shiho Fujimura on Screen of my Home Theater
Cycling 9.13km、2784Steps
(Shopping at Seibu Department)

  先月京都文化博物館フィルムシアターで見た映画「破戒」の音楽が、You-Tube で聴けないか調べていた。芥川也寸志の映画音楽は、「八甲田山」、「八つ墓村」などは見つかるが、この「破戒」はなかった。

  それでアマゾンで調べたところ、DVDで売られていることが分かった。さっそく注文し、先日手元に届いた。

  我が家のホームシアターで鑑賞した。映画館ほど大きな画面ではないが、それでも十分楽しめる。

  音楽はステレオ6スピーカーである。映画館では映画の筋を追うため俳優の声に集中して、音楽はきっちりとは聴いていなかった。

  今回は音楽を聴くよう努めた。聞き逃していたが、最初、途中ところどころでも静かな哀愁に満ちたテーマ曲が流れる。

  芥川也寸志はストラビンスキーを好んでいたとのことで、前半の不気味な現代音楽はその表れのようである。現代音楽はそれほど好きでもないが、この映画の前半の場面を際立たせており、音楽の効果はすごいと言わざるを得ない。

  最後、東京に向かうところでも、子供たちと別れるシーンではこのテーマ曲が流れ、別れに涙を誘う。

  このごろは、You-Tube で芥川也寸志の音楽も聴いているが、「破戒」の音楽もDVDで楽しみたいと思う。

  藤村志保はこの映画がデビュー作。その中で志保役を演じたということで、名前が付いたという。まだ20歳過ぎの清楚な姿は、主役の市川雷蔵以上に印象に残る。

  これからも、このDVDを見るもう一つの楽しみになりそうである。

2017年8月9日水曜日

ロールカーテン

居間のロールカーテン
ホームセンターアヤハDIO大津店
アヤハDIOサイクリング往復12.05km
 歩数(距離はサイクリングも含む)

  居間のカーテンはレースカーテンと遮光のロールカーテンからなっている。つくば時代のものをそのまま持ってきて、幅をカットして調整して使っている。ホームシアターの暗幕としても使うので黒色にしている。

  しかし、かなり色も褪せてきたことから、新しく購入することにした。今日は西武百貨店近くにあるホームセンターアヤハDIO大津店へサイクリングを兼ねて出かけた。

  遮光1級の暗幕にもなる出来合いのものはなかったが、注文により制作できるとのこと。色は白にして暗幕にも使用できるものを選び、幅方向に3ロールとするか、4ロールにするかで見積もりと納期を確認した。

  納期の連絡は盆休み明けになるとのことで、注文は盆明け後にすることにした。それまで再度3ロールにするか4ロールにするか、さらには2ロールも可能であり、検討したい。

  帰宅後、インターネットの通信販売で調べてみた。今の時代、通信販売で自宅まで配達しても値段が安いということが普通になっているようで、もう少し詳しく調べて最終判断したい。

2022年12月31日土曜日

Sprouts of Rocket(ルコッラの芽)

 

Planter covered with Plastic Bag on my Balcony

Sprouts of Rocket in Planter

Beethoven No.9 Symphony 
Asahina Takashi conducted Osaka Philhamonic Orchestra
(Recorded at Osaka Fistival Hall in 1999, from You-Tube)

  10日ほど前にルッコラの種を播いたが、ようやく芽が出た。寒さが厳しくなったので、プランターをポリ袋で囲っている。

  そのおかげか、芽がたくさん出てきた。水やりを忘れずに、地道に育てていきたい。ある程度大きくなれば、順次毎朝のスムージーの青菜に使いたい。

スムージー ベランダルッコラ 使えるか
(スムージー ベランダルッコラ つかえるか)

  もうしばらくはやはりベランダで育ったキャベツの葉を使い続けるが、さらならる楽しみになる。

  本日は大晦日。この数年は年末のベートーベン第九交響曲を聴きに出かけていない。コロナは収まる気配はなく、今年も出かけることは止めている。

  代わりに我が家のホームシアターで聴いている。今年はYou-Tubeで、朝比奈隆指揮の大阪フィルハーモニーの演奏を聴いた。1999年の録画で、朝比奈隆が90歳の時の録画であった。

  指揮の姿を見ていると、90歳とは思えないほど元気な姿であった。この2年後に亡くなっている。

  学生時代、朝比奈隆の指揮は同じく大阪フィルハーモニーの演奏会で何回も聴いている。当時は白髪ではなく、真っ黒な髪であった。白髪にはなっていたが、まことに懐かしい姿であった。

  今年も大晦日となり、来年こそ良い年になるように願うばかりである。しかし巷では、「来年は新しい戦前になる」との話もあり、そうも期待出来ないようである。

2017年2月12日日曜日

ラジオ

VTR/DVDとチューナー/メインアンプ
Wカセットテープ/CDとCDチェンジャー
 スピーカーとウーファー
 スマートフォーン(らじるらじる)
 スマートフォーン(ラジコ)

  ステレオで音楽を聴きながら過ごすことが多い。ながら族にはCDチェンジャーが威力を発揮する。このチェンジャーはCDが25枚セットできる。順番に、あるいはアットランダムに連続で再生していく。今までに買い集めたCDを順次、2か月ごとに入れ替えている。いつも心落ち着く曲ばかりである。

  また毎朝、スマートフォーンらじるらじるでFMクラシック音楽番組を聞くのも楽しみである。チューナもあるのであるが、鉄筋コンクリートのマンションであるので電波が入りにくく、音質が良くない。今ではWEBでラジオ放送も聞けるため、らじるらじるのFM番組をメインアンプに接続し聞いている。

  民放ラジオもWEBラジコで番組を聞くことが出来る。特に土曜日と日曜日の午前中は東京TBSラジオの番組を楽しみにしている。

  土曜日朝はナイツのチャキチャキ大放送、午後からは久米宏ラジオなんですけど、続いて大沢悠里のゆうゆうワイドを、そして日曜日朝は安住紳一郎の日曜天国を聞いている。

  この数年来、テレビなしの生活である。最近のテレビはお上からの公表した情報、御用権威者からの情報しか報道しておらず、また一般の番組も見るに値するようなものは少なく、気分よく見られるものではない。情報はインターネットを駆使したり、本、専門家の講演などから得るようにしている。

  それに対してラジオは、上記のような番組では独自の別の視点からの話もあり、また品のあるユーモアの効いた話も聞けることが多く、楽しみである。

  このステレオはホームシアターの音源としても使っており、パソコンとつなぐことで U-Tube も楽しめる。映像と迫力ある音響を満喫している。リタイア後の生活には欠かせないツールになっている。

2022年2月9日水曜日

Pavarotti(パヴァロッティ)

 

DVD of Pavarotti

Home Theater
 
Cycling about 10 km, Walking 4240 m, 652O Steps
(Otsu Police Office)

  アマゾンに注文していたDVDが届いた。パヴァロッティ太陽のテノールという、ドキュメンタリー映画である。

  この映画は2019年に制作され、2020年に日本でも劇場公開された。見に行きたかったが、ちょうどコロナ禍の最中で諦めていた。

  最近DVDが発売されたとのことで、さっそく注文していたもの。

  我が家のホームシアターで鑑賞した。音声はステレオから迫力ある歌声が聴ける。生まれから、成長期、そしてオペラ歌手として大成し、三大テノールで最盛期を過ごし、その後は慈善コンサートに尽力するなどの記録である。

  オペラから歌曲、イタリア民謡などふんだんにあり、2時間弱を楽しんだ。

  イタリア人らしく、カンターレ(歌う)、マンジャーレ(食べる)そしてアモーレ(愛)たっぷりの人生であったことが分かる。

  晩年はハイCの高音が若いときほどの威力がなかった。しかしあるロック歌手が、むしろ人生の重みが歌に現れており、人を引き付ける魅力が出ていると評していた。

  晩年の歌を聴いていると、テクニックよりもにじみ出る迫力というものが感じられるのには同感であった。

  71歳にしてすい臓がんで亡くなるが、あの巨体の姿からして美味しいものの食べすぎではなかったと残念に思う。ミケランジェロさんの食事をしていれば、もっと長生きであったと悔やまれる。

マンジャーレ 命縮める 食べ過ぎで
(マンジャーレ いのちぢめる たべすぎで)

2016年12月13日火曜日

「シェルブールの雨傘」と「ひまわり」

シェルブールの雨傘

シェルブール駅での別れ
(カトリーヌ・ドヌーヴォ)

ひまわり
ミラノ駅での最後の別れ
(マルチェロ・マストロヤンニ)
ミラノ駅での最後の別れ
(ソフィア・ローレン)
  今日は朝から雨模様である。久しぶりにホームシアターでDVD映画を観ることにした。「シェルブールの雨傘」と「ひまわり」である。

  ドイツに住んでいた時のエッセイは「ヨーロッパ駐在日記」にその記録を残している。ヨーロッパの大部分は車で回っているが、行きたいところの一つがシェルブールであった。映画での印象があまりにも強かった。

  今回久しぶりに映画を観て、傘屋があったのはこの辺りでは、駅の別れシーンでもこの駅で写真を撮ったなど思い出がよみがえった。

  「ひまわり」も最後のシーンでミラノ駅から列車が出ていく別れのシーンを見て、幾度となく訪れたミラノ駅の思い出を懐かしく感じる。

  この二つの映画の醍醐味はストーリーと共に音楽が心を揺さぶることではないかと思う。そして、戦争というものが自分の意思とは関係なしに人々の人生を悲しい結果にしてしまうということを理屈なしに理解させる。このような理性的感性を大いに刺激する映画である。

  戦争体験が風化し、今日本を含めた世界で政治家をはじめ理性的感性の乏しい人々が目立ってきているのは誠に忌々しき問題である。