(Usual Course)
晩節を汚すという言葉がある。今までこの言葉に当てはまる著名人をたくさん見てきている。
最近ではビートたけし、桂文枝(三枝)の名があがる。
たけしはマネージャーとして入り込んだ女性と再婚し、今ではマネジャーの言いなりであるという。しかし前妻には慰謝料を払い、不満足であろうと思うが前妻には何とか償いをしたようだ。
一方桂文枝の方は、20歳も年下の女性との浮気がばれてもだんまりし、とうとうその相手の女性が孤独死(自殺と思われる)に追い込まれる。それでも、今も文枝はだんまりを貫き通している。
昨日パヴァロッティの映画を見たが、パヴァロッティも晩年を汚す人生であったことが分かる。
晩年、やはりマネージャーの35歳年下の女性と出来てしまい子供をもうけ、前妻と離婚し再婚している。前妻、その3人の娘たちに与えた落胆は大きかったと推測する。
映画では前妻、娘、再婚の妻が何度もパヴァロッティを回想する場面に出ており、今ではわだかまりも癒えているように見えた。
そういえば現役時代の会社の社長も晩節を汚した人物として挙げられる。国会議員、大臣、会社を再興するなど実績を上げたが、晩年は再婚した女性の意のままで、その女性が会社の人事にまで口出すという事態になった。
その結果会社は傾き、大赤字が続いた。表面上は依願退職としているが、指名解雇という大リストラを実施する羽目になった。
若いときに評価されていても、晩年に理性、人間性を問われるような行動で社会、人々に迷惑をかける。その陰には必ず女性がいることを肝に銘じておくのが、教訓として残る。
晩節を 汚す陰には 女性あり
(ばんせつを よごすかげには じょせいあり)