2019年5月15日水曜日

Asbestos(石綿)

 Memorial Hall of Dr. Kajimoto who insisted on risk of Asbestos
 opened in Osaka Sennan-City
(WEB News)
 There were a lot of Asbestos Plants in Sennan Region
 from end of Japan-Russia War
Workers prosecuted Natioal Compensation Litigation
Walking 6.45 km, 8149 Steps
(Usual Course)

  先日のWEBニュースで大阪府泉南市に「アトリエ泉南石綿の館」が開館したとの記事が出ていた。

  今でこそ石綿(アスベスト)の有害性は認識され、全面的に使用禁止になっているが、ついこの間の2005年ころまでは何の規制もなく使用し続けられていた。

  泉南地区には日露戦争の直後から石綿工場ができ、最盛期には200余りの工場があった。そこで働く人は2000人以上といわれた。

  泉南地域の開業医である梶本政治医師は当初から石綿の有害性を危惧し、世界の情報を集めてその危険性を指摘し続けていた。

  しかし行政は何らその医師の主張を理解することなく、梶本医師は1994年に亡くなる。その後2005年に尼崎クボタ工場関連の中皮腫死者多発のデーターが判明し、被害者による訴訟が始まる。

  それまで動くことはなかった泉南地区の被害者も訴訟を起こし、国がアスベスト対策を怠ったという判断が出されて、アスベスト使用禁止につながっている。

  日本でもアスベストが使用され始めた初期から、その有害性を指摘した人がいるということを今回初めて知った。この記念館にはその当時の資料が展示されている。

  公害問題は足尾銅山、コンビナート喘息、水俣病、それにこのアスベストも被害者が裁判に訴えて初めてその対策が実施されるという歴史を繰り返している。

  この歴史を繰り返さないように行政は対応しているかというと、犠牲者が出る前に対策を講ずることは全くない。むしろ、犠牲者が出て訴訟になって敗訴すれば対応すればよいとの政策である。

  訴訟には大変なお金と労力、時間がかかることから、行政は、被害者が諦める、あるいは和解で解決できると考えているようである。

  結局は被害にあい苦しむのは国民であり、自分で調べて判断して可能性のあるものに対して避ける、使わない、食べないなどの判断が必須と歴史が教えてくれている。

  今も害になると思われるものは世の中にあふれており、さらなる公害予備軍は多い。その中で特に今気になるのが、福島原発事故による放射性物質と電磁波の影響である。

  福島原発事故により放射性物質は名古屋地区までばらまかれた。このごろ、有名人で白血病になる人が続いている事実もあり、この影響の可能性もある。

  また電磁波について世界の情報をとると、日本では報道されない有害を実証するデーターが続々と判明してきている。我が家では電子レンジはすでに捨てており、使わなくなって久しい。

  被害を被るのは自分であり、また裁判で負けるまで対策は実施しないという行政の方針であり、害になると思われるものは避け自分で防御するしかないと思う。

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