Report from Kurose-Farm
(February、2019)
我が家の主食は主に秋田黒瀬農舎の玄米である。本日、宅配便で送られてきた玄米に「提携米通信」というチラシが入っていた。
5年ほど前に実際にその田んぼを見学している。東北地方をドライブした帰りに立ち寄ったもの。
ご主人は45年ほど前、滋賀県の公務員から農業に転身している。八郎潟の干拓農地の開拓農家として就農したという。
海抜マイナス3mの土地で、広大な広さがあった。完全無農薬で、マガモ農法を取り入れている。
今では息子さん家族と一緒に経営している。秋に収穫したコメは、エアーコンディショナー付きの大きな倉庫に保管され、我々の注文に応じて出荷してくれる。
安全な食品を確保するには、その生産現場をじかに見ておく必要がある。実際の田んぼを見学して、これなら安心して食べられると納得して帰っている。
75歳を過ぎてこの12月は仕事もしなかったためか、ちょっと血圧高めになったという。それで、新年早々桜の木の剪定、機械の整備・修理、倉庫での溶接作業など体を動かすことにより体が元に戻ったとのこと。
通信の表題には「働き続ければ、身体も心も健康となる・貧乏性」となっているのは、その体験からである。
誇大宣伝が多く、安全かどうかは宣伝文句だけでは信用できない。買う方でも生産者に会うなど色々調べてその安全性を確認する手間も必要である。
ある大手のパンメーカーは工場を完全密閉にして、絶対に見学させない。おそらく不適切な材料を使っていることが公になるのを防ぐためと思われる。いつも宣伝は芳醇、美味しいなどの言葉で、安全の文面はない。安全かどうかは調べれば判断がつく。