Withered Leaf hanging from Spider Thread at Approach to Oumi-Shrine
Withered Leaf hanging from Spider Thread at Beach of Yanagawaki Lakeside Park
Harvest Moon(中秋の名月)
蜘蛛の糸といえば芥川龍之介の小説で有名であるが、昨日偶然にも二か所で蜘蛛の糸にぶら下がる枯葉を目撃した。
一つは近江神宮参道の二の鳥居前である。空間に枯葉が漂っていた。蜘蛛の糸があるのであるが、写真には写っていない。
一方柳が崎湖畔公園の浜辺でも、青空の中に枯葉が一枚浮かんでいた。やはり蜘蛛の糸がある。
芥川龍之介の小説では、蜘蛛の糸に人がぶら下がり地獄から天国へ逃げようとした。残念ながら人が多すぎて切れてしまったという。
枯れ葉は軽いので、いつまでも風に吹かれて空間に浮かんでいた。蜘蛛の糸では枯葉くらいしかぶら下がれないのが現実である。
枯葉なら 蜘蛛の糸にも ぶら下る
(かれはなら くものいとにも ぶらさがる)
現実に人が天国のような宇宙にロープで行くには、カーボンナノチューブのような軽くて強靭な素材が必要である。
今夜は中秋の名月。しかも満月である。中秋の名月は必ずしも満月とは限らない。次回の満月の中秋の名月は7年後とのこと。
満月からの琵琶湖に映る光を堪能した。まさしく月光である。