安倍元首相を銃撃した犯人が、その理由について供述している。母親がある宗教にのめり込み、破産にまで追い込まれ、その宗教団体を支援していた元首相を恨んでいたとWEBニュースは伝えている。
それ以降、政治家とその宗教団体との関係がクローズアップされている。その関係は選挙の時の票集めに力を発揮するという。
先日も述べたが、学生時代には学生運動が盛んであった。その陰で勝共連合という組織が大学に入り込み、カンパと勧誘活動をしていたのを目撃している。
勝共連合というのは韓国で組織されたもので、打倒北朝鮮を目指す政治活動団体であった。それがいつの間にか統一教会という宗教団体に名前を変えて、勧誘と資金集めを行っている。
壺一個、あるいは経典一つが3000万円など、宗教とは思えない霊感商法である。銃撃犯の母親はこの宗教団体に入信していたものである。
この団体の目的は共産主義に対抗することであり、その資金集めに宗教の名を借りて活動していると見てよい。
この組織の目的のもう一つが、日本を隷属させることにあるといわれている。日本の植民地にされた戦前のリベンジがあるものと思う。資金源として日本がターゲットになり、選挙の票集めを餌に、日本の政治家と密接な関係を維持しているのが実態と思われる。
勝共を 目ざす宗教 日本食う
(しょうきょうを めざすしゅうきょう にほんくう)
政治家は選挙に当選することが必須で、そのためには何でもする傾向にある。勝共という政治思想で共同できる政治家も、反対の思想を持つ政治家でも票には勝てない。
欧米ではこの宗教団体はカルトと認定されて活動が制限されている。日本での扱いもきっぱりと縁を切るような対策が必要と考える。
国会で現政権が過半数の議員数を確保している理由の一つがはっきりした。国会で、党派を超えての良心的な理性ある議論で対応することを期待したいが。
次の国政選挙は3年後であることを考えると、グーミン(愚民?)はまた忘れてしまうのだろう。