2023年10月31日火曜日

Five Pungent Vegetables(五葷/ごくん)

 

Five Pungent Vegetables(五葷), Liquor(酒) and Meat(肉) are prohibited inside of Temple
(Stone Pillar at Entrance of Homyo-in/法明院)

  仏教寺院の入り口には、「不許葷酒肉山門」という石柱が建てられていることが多い。

  五葷、酒、肉は寺院に持ち込むことを禁ずるという意味である。近くの三井寺の小院の一つである法明院の階段登り口にも、この大きな石柱が建てられている。

  この戒律は、中国から伝わったもので本来のインド発祥仏教の戒律ではない。中国4000年の文化の中で生まれた戒律と考えられる。

  その流れは、今も精進料理として受け継がれている。西洋風に言えば、まさしくビーガン料理である。

  この3年ほど、妻のすべての指先がひび割れして痛いとの症状が出ている。また水が浸みて料理がしにくい状態も続いている。軟膏などをつけても治る気配はない。

  仕方なく日ごろはすべての指にサックをつけ、水仕事をするときにはゴム手袋を使っている。

  今年に入って、何度か東京に滞在する機会があったが、振り返ってみると東京に居るとひび割れが治っていることに気がついた。一度きりではなく、再度琵琶湖に戻るとまたひび割れが出現する。

  先日も妻は東京に行っていたが、ひび割れはすっかりなくなっていた。

  東京と琵琶湖の違いは何なのか? 東京に住む娘が「自分はいつの間にか、五葷を食べていない」ということに気がついた。ビーガン生活を続ける中で、自然と肉以外に五葷も食べなくなったという。

  五葷とは、玉ねぎ、ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウなどの野菜をさす。臭いなどの刺激の強い野菜である。その刺激が、仏教では修行の妨げになるとして禁止されていると聞く。

  琵琶湖に戻って来た妻からこの話を聞いて、試しに琵琶湖でも五葷を食べないようにしてみることにした。

  わたしは問題ないので毎朝の納豆にはネギは入れて食べているが、味噌汁に入れていた玉ねぎは止めることにした。

  今のところ妻のひび割れの再発はなく、少なくとも三か月くらいは五葷抜きの食事で実験してみたい。

  五葷の刺激の元は硫化アリルという化学物質であるが、害というよりも人には有益な成分という理解が一般的である。

  中国4000年の歴史の中で、五葷が人にとって害になることがあるとの実経験も、仏教の戒律として正当化された背景にあるように思う。

  妻は悩まされているが、私は何ら問題ない。水道水の塩素の影響と同じように、確率的には少ないが個人の体質との関係もあるようである。

  中国の15億を超える人口からすると、このような体質の人もかなりの数になるので社会的に認識されるに至ったのではないかと推測する。

  難病は何らかの化学物質が効いているものと思われ、妻のひび割れも原因がはっきりするかも知れない。

 「健康にはビーガン生活が良い」という現代の科学的手法によるチャイナスタディの結論は、すでに中国4000年の食文化の中で実践されているのは驚きである。

  ただチャイナスタディでは、五葷を避けるべき食品とはしていない。科学的手法による研究が望まれる。

2023年10月30日月曜日

Hyakume-Persimons(百目柿)

 

Hyakume-Persimons, Fuyu-Persimons(富有柿), Grapes(ベリーA, 甲州, シャインマスカット)

Peeling Hyakume-Persimons

Sterilizing Hyakume-Persimons with Boiled Water

Hanging Hyakume-Persimons on Laundry Pole
(Small Persimons are Hachiya/蜂屋 Persimons)

  山梨の農家に注文していた百目柿がようやく送られてきた。今年は裏年であまりとれていないとのことであったが、21個の百目柿が送られてきた。

  加えてサービスとして富有柿、ブドウも一緒に送ってくれた。この農家は夫婦で営んでおり、奥さんがブドウ、ご主人は柿などの果実を担当しているという。

  今年もすでにブドウは何回か購入しているので、サービスしてくれたものと思う。

  早速百目柿の皮を剥いて、沸騰水で殺菌して、ベランダの物干しざおに掛けた。すでに柳川土手で収穫した蜂屋柿は、干し柿になりつつある。

  ベランダはいつもの秋の風物詩の光景となった。

百目柿 ベランダに干し 秋風情
(ひゃくめがき ベランダにほし あきふぜい)

  今年は、半分はあんぽ柿として早い目に食べ、残りは干し柿にして正月に味わいたいと思う。

2023年10月29日日曜日

Lantana(ランタナ)

 


Flowers of Lantana at Entrance of Private House along Jingu-Do(神宮道)

  近江神宮に至る神宮道に沿って建っている民家の玄関先に、不思議な花が咲いている。

  一つの株から、いろんな色の花が咲いており、その花の色がどんどん変化しているのである。

  今までも気がついていたが、散歩から帰宅後調べてみた。

  その花はランタナという。中南米の原産で日本では観賞用に栽培されている。奄美、沖縄地方の暑いところでは自生化しているという。

  その花の色は中心部から変化していくそうで、今見られるのはピンク、黄色などの色である。色が変化してくことから、シチヘンゲ(七変化)という別の日本名もある。

ランタナの 花の色変化 シチヘンゲ
(ランタンの はなへんか シチヘンゲ)

  虫に注目されるように、色が変化しているとの説もある。不思議な花である。

2023年10月28日土曜日

Mozart Piano Sonata No.11(モーツアルトのピアノソナタ第11番)

 

Morzat Piano Sonata No.11

Mozart Piano Sonata No.16

Twevle Variations(変奏曲)on French Song "Ah, vous dirai-je Maman(きらきら星変奏曲)

  モーツアルト全集のCD No.96からNo.100までを聴き終えた。モーツアルトのレクイエムの他に、中学のころよく弾いていたモーツアルトのピアノ曲も聴くことが出来た。

  ピアノソナタ第11番、第16番、それにきらきら星変奏曲である。

  特に第11番は第一楽章の主題の変奏曲が有名で好きな曲である。また第三楽章はトルコ行進曲としても知られる。

中学時 トルコマーチを 楽しんだ
(ちゅうがくじ トルコマーチをたのしんだ)

  また第16番は多くの人が、ソナタを初めて弾くときの曲でもある。懐かしいばかりであった。

  そしてきらきら星変奏曲である。各種楽器、歌で演奏されるが、娘がバイオリンを習っていた時、最初のバイオリン発表会で弾いた曲でもある。

  色々な思い出が蘇った。

Mozart Complete Edition CD No.101(宗教曲)
Mozart Complete Edition CD No.118 (カノン)

  さらに CD No.101 (宗教曲)から CD No.118~125(カノン)を聴き続ける。

2023年10月27日金曜日

Water Pepper(ミゾソバ)

 

Flowers of Water Pepper at Edge of Yanagawa Stream

Autumn Hydrangea(秋紫陽花)continues to bloom at Bank of Yanagawa

  柳川の水の流れの淵に、ピンクの可憐な小さな花が咲いている。毎年見られるミゾソバの花である。

  色こそピンクであるが、白いソバの花に似ていることから名前がついている。夏から秋にかけて咲く花である。

  この後に咲く花は、菊と思われる。秋が深まる。

柳川に ミゾソバの花 次は菊
(やながわに ミゾソバのはな つぎはきく)

  一方柳川土手では、いまだに紫陽花が紫、赤の花をつけている。秋まで咲き続ける秋紫陽花と呼ばれるが、以前はドライフラワーにするため持ち帰った。いつまで色をつけているか、今年は観察し続けたい。

2023年10月26日木曜日

Sprouting(芽が出る)

Radish sprouted in Planter

Rocket sprouted in Planter

  この日曜日にルッコラと大根の種を播いたが、早くも芽を出した。4日という速さである。

  ルッコラの場合は昨年は12月の下旬に種を播き、芽が出るまで10日ほどかかっている。今年は早く蒔いたので、まだ暖かいことが要因と思う。

  大根も芽が出て、種まきが遅かったが何とか大根も出来そうである。

  時期を見て間引きし、間引いた葉も食べることにしたい。

間引きにて 野菜大きく 育てたい
(まびきにて やさいおおきく そだてたい)

2023年10月25日水曜日

Pastral Symphony(田園交響曲)

 

FM Radio Program "Classics Cafe"  
Beethoven's No.6 Symphony (Pastral Symphony)

  本日のFM放送クラシックカフェの番組で、久しぶりにベートーベンの田園交響曲を聴いた。

  ウイーンに住んでいたベートーベンは近くの森、田園をよく散歩したという。その散歩した道は、今も観光名所としてベートーベン小道として知られている。

  実際歩いてみると、林がありそれを抜けるとブドウ畑となりのどかな小高い田園風景になる。

  そこから田園交響曲が生まれている。この曲を聴いていると、ウィーン郊外の静かな田園風景が思い浮かぶ。

  5年前に散策した時を、昨日のことのように思い出した。

2023年10月24日火曜日

Johnson Grass(セイバンモロコシ)

Johnson Grass(セイバンモロコシ)at Bank of Yanagawa

Japanese Pampas Grass(ススキ)at Bank of Yanagawa

  秋も深まるとススキの季節になる。柳川土手でもススキの穂が風に吹かれている。いつも競って生えてくるセイタカアワダチソウは、柳川の土手では見られなくなった。

  例のセイタカアワダチソウ特有の自滅により姿を消したようである。際川土手ではいまだにススキとセイタカアワダチソウは競っているようである。

  それよりも、ススキに似た穂が柳川土手にはたくさんたなびいている。調べてみるとセイバンモロコシという植物であった。

  原産はヨーロッパ、中東で、1945年ころに日本に侵入したそうで、今では東北以南で見られる。この植物はシアン化水素を植物内で生産するため、飼料としては使えないとのこと。

ススキ似の 植物に毒 餌ならず
(ススキにの しょくぶつにどく えさならず)

  食べられることを避けるためにシアン化水素を作るのであろうか。自然はまことに不思議である。

2023年10月23日月曜日

Poinsettia after 1.5 Months Short-Day Treatment(短日処理1.5か月後のポインセチア)

 

Several Leaves of Poinsettia changing Colour to Red

Short-Day Treatment continues to December

(短日処理は12月まで続ける)


  ポインセチアの短日処理を開始して一か月半が過ぎた。

  すでに幾つかの葉が赤く変色している。赤い葉はまだ僅かであるが、年末にかけてさらに赤い葉が増えることと思う。

  今日も午後2時ころには段ボール箱を被せて、短日処理を続けている。

  クリスマス前まで処理は続けて、クリスマスの花として室内に飾りたい。

赤い葉の ポインセチアの クリスマス

(あかいはなの ポインセチアの クリスマス)

2023年10月22日日曜日

Planting Seeds(種まき)

2 Planters (Planted Loofah this Summer) 

 

Liming(石灰をまく)

Fertilizing(肥料を入れる)

Seeds of Rocket(ルッコラの種)

Planting Seeds of Rocket

Seeds of Radish(大根の種)

Planting Seeds of Radish

Covered with Soil and watering
(Left: Rocket, Right: Radish)

  この夏ヘチマを植えていた2個のプランターに新たに種を植えることにした。

  まずは酸性になっていると思われる土を中性にするため、石灰を入れた。その後肥料を混ぜ耕した。


  ルッコラについては土の表面に5本の溝を掘り、溝に沿って種を播いた。大根は大きく成長するのを考慮し、2本の溝に種を播いた。

  大根についてはつくば時代にも種を播いているが、9月の初めであったと記憶している。今回は少し遅いこともあるため、芽が出るか不明である。それで種の半分は残して、来春にも播くことも考えたい。

種まきが 遅い大根 芽が出るか
(たねまきが おそいだいこん めがでるか)

  種まきの後、土で少し覆い水をたっぷりとかけて種まきを終わった。芽が出れば間引いて大きく育てたい。

2023年10月21日土曜日

Dew Condensation Prevention(結露防止)

 

Window of Bed Room

Polystytene Foam Board with Thickness of 3cm

Setting Polystyrene Board at Window only for Night

  随分日の出が遅くなってきて、いつもの散歩の開始時間6時ころはまだ暗い。それで本日からは朝食を済ませて、日が昇ってから散歩に出ることにした。

  朝食を済ませて家を出た時には、すでに10時になっていた。散歩は際川コースで、近江神宮参拝の後、志賀八幡宮に向かう。その後、滋賀里にあるホームセンターのアヤハディオに立ち寄った。

  いつもの早朝ではまだ開店していないが、本日はすでに開店していた。3cm厚さの発泡スチロール板を購入し、持ち帰った。

  冬場になるとガラス窓は、結露する。特に寝室は結露が激しく、対策を考えていた。

  対策として、発泡スチロールの板を窓枠に夜だけはめることにした。購入した板を窓枠にきちっとはまるようにカットした。

  日中は取り外し壁に立てかけておき、寝るときにはめることにより結露対策になるものと思う。

窓のつゆ 発泡材にて 防げるか
(まどのつゆ はっぽうざいにて ふせげるか) 

  この冬、どうなるか試してみる。

2023年10月20日金曜日

Requiem of Mozart(モーツアルトのレクイエム)

 

Morzart Complete Edition CD No.76

(String Quartets/弦楽四重奏)

Mozart Complete Edition CD No.82

(Piano Sonatas/ピアノソナタ)

Mozart Complete Edition CD No.87

(Variations/変奏曲)

Mozart Complete Edition CD No.90

(Klavierstucke/ピアノ小品集)

Mozart Complete Edition CD No.93

(Keyboard Music for four Hands/四つの手のための鍵盤音楽)

 Morzart Complete Edition CD No.96

(Organ Music/オルガン音楽)

Mozart Complete Edition CD No.97

(Requiem/レクイエム)

 Mozart Complete Edition CD No.98

(Litaniae/連祷)

Mozart Complete Edition CD No.100

(Verperae Solennes/晩課)

  モーツアルト全集の CD No. 51 から CD No.75 も聴き終えた。続いて、CD No.76 から CD No.100 の25枚を CDチェンジャーに入れた。

  弦楽四重奏に続いて、ピアノソナタ、変奏曲、四つの手のための鍵盤音楽、オルガン音楽、レクイエム、宗教行事である連祷、晩課用音楽となっている。

  中でもレクイエムは別の CD も持っており、さらには5年前にウイーンのシュテファン教会で生の演奏で聴いている。

  モーツアルトが亡くなったのは12月4日から5日にかけての夜半で、葬儀はシュテファン教会で催された。毎年12月4日夜中、5日に変わる時間からこの教会でレクエムが演奏される。追悼の儀式として実施されている。

  本日CDを入れ替えたが、まずはレクイエムが聴きたくてこのCD No.97 を最初に聴いた。CDで聴くとやはり音が尖っており、教会で聴いた生の音楽の軟らかさとは異なる。それでも久しぶりにレクイエムを楽しんだ。

CDの 音尖っており 生がいい
(シーディーの おととがっており なまがいい)

  今回の25枚のCDには、レクイエム以外にキリスト教に関連した連祷、晩課の儀式の音楽も含まれている。聞きなれない言葉であるため調べてみた。

  連祷とは司祭と会衆とが交互に唱える連続した祈りで、また晩課は日没時の祈りということである。

  引き続き、CD No.76から聴き続けている。