2018年12月10日月曜日

ペールギュント

国立オペラハウス立見席売り場
 
列に並ぶ
正面立見席から舞台を見る
 
正面立見席
 モニターには PEER GTNT の表示
 指揮者は Simon Hewett
 公演終了後の挨拶
ウィーナーコンツェルトハウス
ウィーナーコンツェルトハウスの表示
移動の軌跡
(denn's、コンツェルトハウス、日本屋、オペラハウス)
 移動距離 13.87km、8566歩

  年末までの国立オペラハウスのチケットはすべて売り切れているので、立見席を当日に並んで購入することにした。

  午後4時に並び始めて6時半に会場に入ることが出来た。席は舞台が正面に見える場所で、高い価格の直前の席より高い位置にあるので鑑賞には最適である。先日オペラを聴いたときはかなりの金額を支払っているが、今回は僅か4ユーロである。

  本日はグリーグのバレエ音楽「ペールギュント」である。すでに組曲で幾度となく聴いている曲である。

  舞台の踊り手を見ながら、最初から有名なソルベーグの歌の旋律が聞こえる。この他アニトラの踊りなど耳慣れた曲が流れるが、特にピアノの音が目立って響いていた。ピアニストは日本人の Shino Takizawa であった。二幕目でも響き渡り、最後はピアノの音とともにオーケストラの音も消えてゆく。

  バレエの話は、道楽息子であるペールがいろんな女性と付き合うなど波乱な人生を送る。関係した女性の一人、ソルベーグはペールを愛しているが、ペールは遊び惚ける。最後にはソルベーグの愛を知ることになり、幕となる。

  お話はどこにでもある話であるが、やはり音楽が素晴らしい。とにかく音が柔らかく響きが美しい。プレイヤーの腕のみならず楽器と劇場がいいのであろう。本日の指揮者は Simon Hewettであった。

  大晦日、新年のウィーンフィルの楽友協会演奏会もすべて完売である。一方、コンツェルトハウスではベートーヴェン第九交響曲が演奏されるとのことで、お昼間に買いに出かけた。席は僅かであったが、運よく買えた。

  納豆がなくなってきたので、日本屋に立ち寄り日本産の納豆を購入し帰宅した。食事をして夕方またオペラハウスへ出かけた。

  ヨーロッパで年末に第九を聴くのは初めてになる。日本の風習をまねしたのであろうか。昨年の年末は東京で第九を聴いており、今年も楽しみである。

2018年12月9日日曜日

ヴィヴァルディの四季

夜の聖ペーター教会
 キリストとマリア
 弦楽四重奏

 プログラム
(モーツアルト、ヴィヴァルディ)

プログラム
(シューベルト、バッハ、ドヴォルザーク)
ヴィヴァルディ四季冬(動画1)
ヴィヴァルディ四季冬(動画2)
アンコール・ピチカートポルカ(動画3)
オベリスクの泉
 グロリエッテ(プロイセン戦争記念碑)
正面(鷲の像)
 グロリエッテからシェーンブルン宮殿を見る
移動の軌跡(グロリエッテ、聖ペーター教会)
 
 移動距離 19.57km、18482歩

  本日の夜は室内楽を楽しんだ。すでにオルガンコンサートを聴いている聖ペーター教会である。弦楽四重奏(第一バイオリン Lukas Medlam、第二バイオリン Marie Auner、ビオラ Tomo Moriyama、チェロ Alison Frilingos)の演奏であった。

  まずはモーツアルトの曲から始まったが、次にヴィヴァルディの四季から冬の曲が流れた。教会ではオーケストラの大音響よりも、四重奏の方が響きが明確になり美しく聞こえる。

  その後、モーツアルト、シューベルト、バッハと続き、最後はドヴォルザークで終わった。オーケストラ、大合唱と違って簡素であるが、かえって響きがシャープに聴こえる。

  先日シェーンブルン宮殿を訪れているが、グロリエッテ(プロイセン戦争記念碑)の丘までは雪が凍っており行けなかった。今日は暖かく、お昼間に散歩を兼ねて出かけた。

  丘の上にグロリエッテは建っており軽い山登りの運動になったが、宮殿の方を見下ろすと宮殿のみならず、ウィーンの町がはるか望める。24、5年前に訪れた時以来の絶景であった。

  夕方には中心部に出かけ、もう一つのコンサートホールであるウィーンナーコンツェルトハウスを訪れ、演奏日程を確認した。それによると、年末にはベートヴェンの第九が演奏されるという。

  本日は日曜日でチケット販売はなかったが、明日購入をトライしたい。

2018年12月8日土曜日

ブラームス第4番

 ウィーン楽友協会正面
 演奏前のホール
 
前半のプログラム
後半のプログラム
(ブラームス交響曲第4番)
第一楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
第4楽章最後
 演奏が終わって
 カールス教会の表示
カールス教会
 教会前のクリスマスマルクト
移動軌跡(denn's、楽友協会、カールス教会)
 移動距離 7.39km、4920歩

   午前中は近くの denn's で買い物、昼食後ウィーン楽友協会に出かけた。ウィーンシンフォニカの演奏はすでに聴いている。今日はウィーンフィルの昼間の演奏会である。

  すでにオペラハウスでオペラの伴奏としてウィーンフィルの演奏は聴いているが、オーケストラだけの演奏会は初めてである。

  前半はシュテファンとシュトラウスの曲が演奏された。そして後半はブラームスの交響曲第4番である。

  ブラームスのなじみのある旋律が流れる。とにかく音がピュアーで混ざりけが全くない。4年前に聴いたベルリンフィルを彷彿させる。さすが世界を二分する最高峰のオーケストラである。

  時間を忘れて聴き入った。終了後は拍手が止まなかったが、アンコールはなかった。

  ちなみに指揮はロシア出身の Kirill Petrenko であった。来年には、4年前に聴いたベルリンフィルの指揮者 Lattle の後任になるという。ウィーンフィルの指揮者も兼ねるということで、世界の最高峰である二つのオーケストラをリードすることになる。

  今日は土曜日であり、近くのカールス教会のクリスマスマルクトは大変な人出であった。クリスマスマルクトも佳境に入っている。

2018年12月7日金曜日

ortel のプリペイドSIM

ortel のプリペイドSIM
移動の軌跡(プリペイドカード店を探す)
移動距離 24.64km、11950歩

  ヨーロッパ滞在中にも携帯電話が出来るよう、ドイツでプリペイドSIMを入れている。デュッセルドルフで一番近いところで買ったのが ortel のSIMであった。

  一か月ごとに追加料金を入れる必要があるが、ヨーロッパならどこでも ortel のプリペイドカードが売っているものと思っていた。

  ドイツではどこでも購入できるが、ウィーンではどうなのか気になっていた。今日が一か月期限切れであるので、買えそうな店を三か所ピックアップして、訪ねてみた。

  結果どこも扱っていなかった。ウィーンにある ortel の連絡先も行って見たがその所在がなく、夕方帰宅した。

  残るはネットで ortel のホームページから購入するしかなく、トライすることにした。カードで支払うことで、案外簡単にチャージ用プリペイドナンバーを得ることが出来た。

  スマホでそのナンバーを入力すると、また一か月使用が可能となった。もちろん途中でなくなればまた追加することも出来る。

  オーストリアテレコム店は至る所にあり、オーストリアだけで使用する場合はテレコムSIMを購入し、ネットを使う必要はなく店で現金で買える。

  プリペイドの場合、いろんな国に滞在する時には、チャージ用プリペイドナンバーをネットで購入することを前提に使う必要があると本日認識するに至った。

2018年12月6日木曜日

ウィーンナーシュ二ッツェル

ラートハウス(市庁舎)
 
ラートハウスケラー(市庁舎地下室)の入口 
 ラートハウスケラーの表示
 地下レストランの内部
 野菜スープ
 パン
 ウィーンナーシュニッツェルとレモン
 ジャガイモと野菜
 Tee
 地下廊下
 Rittersaal(騎士の間、大広間)
 Rittersaal 内部
本日の移動距離 11.38km、6759歩
(市内買い物)

  昨日は夜中にシュテファン大聖堂レクイエムを聞いた後、帰宅し睡眠をとった。

  そして朝は10時ころに起きて、知り合いの泊まっているホテルに出向いた。滞在中、有名なウィーンナーシュ二ッツェルを食べる機会がなく、残るは昨日1日となったので、昼食をラートハウスケラー(市庁舎地下レストラン)で取ることにした。

  ここラートハウスケラーではウィーンの伝統料理が食べられる。スープとウィーンナーシュ二ツェルを頼んだ。日本でいえば牛肉のカツであるが、子牛の肉が叩き伸ばされており皿一面に広がるカツである。

  知り合いは一皿を二人で分けることにしたが、私は久しぶりに一人分をトライすることにした。ヴィーガン8:2の原理を頭に入れて、本日も動物性食材を食べることにした。

  知り合いは二人で一人前を何とか完食した。しかし私はわずかのところで食べられなくなり、少し残す羽目になった。

  結果的に言えば一皿を3人でシェアーすればちょうどよかったということになる。味は悪くはないが、日本の牛肉カツに比べて脂身がほとんどないので旨みが少ない。

  最後にウィーンナーコーヒーが飲みたいとの話が出たが、これは日本だけの飲み物でウィーンでは通じないと説明し、紅茶、ハーブティーをとり、食事を終わった。

  帰国便は朝早いということで昨日は空港ホテル泊りであった。夕方には空港まで送り、一週間にわたる知り合いのウィーン旅行は無事終わった。 

2018年12月5日水曜日

モーツアルトのレクイエム

夜のシュテファン大聖堂正面
 12月4日23時30分頃の入場を待つ行列
 聖堂内の席
 合唱団、ソリスト、オーケストラ
レクイエム(動画1)
レクイエム(動画2)
レクイエム(動画3)
レクイエム(動画4)
移動軌跡(ラートハウス、空港)
移動距離 16.81km、16235歩

  昨日はブダペストから帰り一度アパートに戻り、夜中の11時ころからまた市中心部へ出かけた。シュテファン大聖堂でのモーツアルトのレクイエムを聴くためである。

  モーツアルトはウィーンで亡くなり、この大聖堂で葬儀が執り行われている。亡くなったのが12月5日ということで、毎年ここでレクイエムが演奏されている。

  11時半ころにはすでに入口前の通りには長い行列であった。まもなく開場となり聖堂内の席に座った。1000人くらいは入っているであろうか。

  モーツアルトの死亡時間を考えて11時58分から演奏が始まるとのことであったが、曲が流れだしたのは5日の0時を過ぎていた。

  いつもの厳かな響きが教会内を満たす。ソリストの声も聖堂内で響く。その響きの中で合唱のハーモニーは何とも言えない心地良さを与えてくれる。

  1時間の間、あっという間に時間が過ぎてしまった。曲が終わると演奏者が祭司の先導で順番に演奏場所から静かに退出する。

  結局最後まで拍手はなかった。あくまでモーツアルト鎮魂の演奏であると考えれば当然のように思う。いつもと違う静かな演奏会の幕切れであった。

  演奏は Wiener Domorchester、指揮は Gerald Wirth、ソプラノRobyn Allegra Parton、メゾソプラノ Marta Fontanals-Simmons、テノール Guy Elliott、バス Henry Neill で、合唱は The Really Big Chorus で各地から参加している人たちであった。  

  終了後はすでに地下鉄などは動いておらず、タクシーでアパートに戻った。13ユーロで案外安かった。

  24年前にデュッセルドルフの教会でフォーレのレクイエムを聴いて以来の教会レクイエムであった。教会で聴くとやはり宗教行事としての厳粛さを感じる。