Founder of Rohm Company passed away
京都発祥の企業であるロームの創業者が亡くなったとのニュースがあった。先日ブログで任天堂の話を書いているが、ロームも京都で生まれた世界的な企業の一つである。
創業者は立命館大学理工学部の学生時代に新しい抵抗に関する特許を取得し、学生時代に創業している。
電気部品の抵抗 Resistance の R と抵抗の単位である Ohm をつけて Rohm(ローム)という会社名にしたという。
その後半導体も手掛けて、世界的な企業に発展している。
なぜ京都ではこのような新しい産業が創出されるのかについて、創業者は答えている。京都には大学がたくさんあり、人材が豊富であることが一番大きいとしている。
それに加えて、伝統的な技術もあることも重要ではないかと思う。任天堂は花札から、セラミックコンデンサーで世界を席巻している村田製作所は陶芸の技術から発展した。
古都京都 新産業を 創出す
(こときょうと しんさんぎょうを そうしゅつす)
今スマホを分解すれば、極小の半導体、抵抗、コンデンサーなどの部品だらけであることが分かる。
京都駅烏丸口にはロームのビルが見える。あまりテレビなどでの宣伝はないが、知る人ぞ知るという企業である。
創業者は音大でピアノを専攻するつもりでいたが、高校時代にコンクルーで優勝できず、断念し技術者の道に進んだという。
音楽には造詣があり、京都のロームシアターには巨額のサポートをしている。音楽は趣味として楽しむ方が、豊かな人生が送れて良かったのではないかと思う。
少し自分の人生と重なるような気がする。