2020年1月19日日曜日

Nintendo(任天堂)

 Nintendo Starting Building changes to Hotel
(WEB News)
Cycling 7.28 km, 3863 Steps
(Miidera Organic Market)

  子供のころ猪鹿蝶の花札といえば任天堂であった。特に正月には花札を使ったかるた遊びをしたものである。今では花札かるた遊びを聞くことはあまりない。ゲーム機で遊んでいる子がほとんどである。

正月に かるたを孫に 伝えたい
(しょうがつに まごにかるたを つたえたい)

  任天堂の創業地のビルがホテルに変わるとのニュースがあった。京都の一花札屋が世界的な企業になるとは想像もできなかった。

  創業家の山内社長時代に社長自らゲーム機開発を決め、人材もリクルートしたという話は有名である。もともと花札屋であるので、電気工学に通じた人材は殆どいなかった。そこでシャープの元社員に目をつけて説得したという。

  おそらくその元シャープ社員もゲーム機が将来どうなるか分からないまま入社したのではないかと思う。

  従来の社員にも工学系大学を出た者もいたので、共同してゲーム機、およびソフトを開発し世界的な大ヒットなった。

  今やコンピューターゲームは世界の一大産業にまで拡大し、成長し続けている。

  その開発した人物がその後どうなったのか調べた。今は任天堂のアドバイザーであるとともに、大学教授として活躍しているそうである。

  リクルートされなかったら、これほど有名な人にはなっていなかったと思う。山内元社長の先見の明と元シャープ社員の能力には驚く。

  日本の戦後の成長は、このような草の根の人々の苦労の積み重ねで達成できたものと思う。今の日本にはこのような草の根の力が発揮できるような政策が欠けているのではないか。

  政治家とそれを取り巻く人々ばかりに、税金のみならず紙幣を印刷しまくってばらまかれている現状では、日本の立ち直りは不可能と言わざるを得ない。

  京都発祥の企業といえばワコールもその一つ。子供のころにはパンツ屋といわれていたが、今では世界的な企業になっている。他にも京セラ、日本電産、村田製作所など名前を挙げると尽きない。

  東京から離れていることから、東京の動向と関係なくチャレンジする気風がうまれるのか。不思議な土地柄である。

  この正月には孫と凧揚げを楽しんだ。次回はコマ回しと共に、花札かるたも教えたいと思う。

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