2019年1月11日金曜日

Andrea Chenier(アンドレア・シエニエ)

青空の中のグロリエッテ
グロリエッテ天井
 グロリエッテから見えるシュタインホッフ教会
オペラハウスの内部階段
 モニターに表示される「Andrea Chenier
 シェニエ(詩人) Gregory Kunde
ジェラール(伯爵の召使) Luca Salsi
マッダレーナ(伯爵の令嬢) Tatiana Serjan
ベルシ(令嬢の召使) Virgini Verrez
 中央ボックス席から舞台を見る
 車いす席(最前列端)
開演前の様子
開演前の様子
 モニターに日本語訳の表示
 幕が下りて
移動の軌跡(Hietzung、Gloriette、Operhaus)
移動距離 9.94km、13121歩

  今日は朝からちょっと寒いが晴天である。朝から友達夫婦とシェーンブルンのグロリエッテ見学に出かけた。地下鉄 U4 の Hietzung 駅を降りてグロリエッテの丘を登った。青空のもと、ウィーン市内の全貌が見える。西には先月訪れたシュタインホッフ教会のドームがきれいに見えた。

  一度アパートに戻った後、夜にはオペラハウスにまた出かけた。席は友達夫妻とも同じ中央ボックス席で、舞台、オーケストラ席ともに直接見下ろせる絶好の場所であった。19:00から Umberto Giordano の Andrea Chenier が始まった。

  詩人とフランス革命前後の伯爵に仕える召使との伯爵令嬢をめぐる駆け引きの中で、詩人は反革命の人間として処刑される運命となる。詩人を愛していた令嬢は他の処刑されるべき女性の身代わりとなり、詩人とともに処刑場に運ばれるところで幕となる。

  とにかく心地よい良い歌声が最初から最後まで続き、処刑場に向かう前の二人の愛の二重唱は感動的であった。

  それにしてもオペラ歌手の声量は驚異的である。ピアノシモでもホール全体に歌声が響く。声が体に共鳴しているためである。

  高校時代共鳴させるにはどうするか訓練したり、リタイア後も東京芸大の夏季声楽講習会を受けたりしている。しかし、大きな声は結構出るが共鳴させることは難しい。どうしても地声が主体になる。

  友達夫婦は明日デュッセルドルフに戻る。この2か月、オペラのみならず最高の音楽を存分楽しんだ。明日からは荷物の整理をして、14日にはベルリンへ移動する。

2019年1月10日木曜日

Donau Tower(ドナウタワー)

 地下鉄U1 Kaisermuehlen 駅
 駅近くから見えるドナウタワー
 駅周辺の高層ビル群
 バス停(20Aに乗る)
 20Aのバス
ドナウパークの表示
 ドナウパークの中のドナウタワー
 ドナウタワー(Donau Turm)の表示
 ドナウタワー
 工事のため1月7日から23日まで営業なし
 ドナウパークから見る高層ビル群
ドナウ川
水は澄んでいる
 ドナウ川の鴨
 ドナウ川の白鳥
移動の軌跡(Basic,、Donau Trum)
移動距離 15.3km、9659歩

  お昼、友達とKarlsplatz のカフェアンカーで待ち合わせて軽い昼食をとった。そのあと地下鉄U1で Kaisermuelen 駅に向かった。

  そこから20Aのバスでドナウパークの停留所まで乗り、そこからドナウタワーに向かって歩いた。

  ドナウ川中洲にある大きな公園である。その中にドナウタワーはあった。高さ252m、360度の回転展望台は150mの位置にある。しかし、入り口に看板があり、営業していないとのこと。修繕工事中であった。

  残念ながら上まで登れず、ウィーンの景色を見ることはできなかった。その後ドナウ川の川辺を歩き、また地下鉄の駅に戻った。川は澄んでおり、鴨、ハクチョウなどの水鳥が気もちよく泳いでいた。

  夕方にはアパートに立ち寄り、お茶を飲んでブログなどを話題に時間を過ごした。夜は近くのヴィーガンレストラン Loving Hut で夕食を共にして、地下鉄U1の Reumannplatz 駅に送り、今日の日程を終わった。

  友達夫婦はまだグロリエッテに行ったことがないとのことで、明日は天気が良ければシェーンブルン訪問を考えている。そして夜は最後のオペラ鑑賞となる。

2019年1月9日水曜日

いなり寿司

日本料理店日本橋の座敷
 
いなり寿司、アボガド巻き、かっぱ巻き、味噌汁
 移動の軌跡(日本橋)
移動距離 4.87km、4226歩

  午後にデュッセルドルフの友達がウィーンにやってきた。11月にデュッセルドルフで会っているが、今回は一緒にオペラを鑑賞する。

  夕方、日本料理店日本橋で待ち合わせた。今まで2回、日本橋で食事しているがいつも椅子の席であった。今日は座敷に案内された。掘りごたつ式で足は疲れない。

  すでにうどん、どんぶりを食べているが量が多すぎて食べきれなかった。それで今日は工夫して、いなり寿司、アボガド巻き、かっぱ巻き、それに味噌汁を頼んだ。

  量としてもちょうどよく、味も日本と同じで美味しくいただいた。

  友達ご夫婦はすでに50年以上ドイツに住んでいる。すでにリタイアしているが娘さんが結婚してドイツに住んでいることから今も住み続けている。

  今日本で住む場所を探しているという。旦那さんは自分の親の一戸建て家を継ぐ考えであるが、老後はマンションの方がいいのではとの奥さんの意見がある。

  マンションの場合、数10軒くらいの小さなマンションでは管理費、修繕費が高くつき、200軒近いマンションにした方が経費が安くつくと経験談を伝えた。

  明日は午後から、まだ訪れていないドナウタワーヘ行くことを約束して帰宅した。

2019年1月8日火曜日

ホルストの惑星

 オルガンの夕べ演奏者 Hansjoerg Albrecht
(Konzerthaus 玄関のポスター)
 プログラム
(ワーグナー Meistersinger von Nuerunberg、Tannhaueser 序曲)
(ホルスト 惑星)
 Konzerthaus ロビーのベートーヴェン像
 中央階段
 舞台正面の背面にパイプがある
 オルガン鍵盤
 天井の文様
 シャンデリア
 側面のボックス席
移動の軌跡(Konzerthaus)
移動距離 8.61km、3495歩

  Konzerthaus 二度目のコンサートにパイプオルガンを聴きに出かけた。大きなホールにパイプオルガンがあることは知っているが、鍵盤が見られるだけでパイプが見えない。

  正面の飾りの奥にパイプがある。演奏は指揮者でもある Hansjoerg Albrecht であった。ワーグナーのマイスタージンガーで始まり、その後タンホイザー序曲が流れた。すごい音が正面飾りから出てくる。とてつもない響きである。 

  今まで教会、日本のホールなどでパイプオルガンを聴いているが、比較にならないほどの大迫力である。体の芯から痺れさせる。

  休憩を挟んで、ホルストの惑星が演奏された。この曲はオーケストラ組曲として有名で、その中の木星は日本でもなじみの曲である。全曲を生で聴くのは初めてで、またオルガンで聴くのも初めてであった。

  終了後アンコールで2曲演奏されコンサートは終了した。教会で聴く荘厳なオルガンとは全く違った大迫力に圧倒されたコンサートであった。

  このコンサートには日本人は来ていないだろうと思ったが、二人組の女性が会場にいた。最近は中国、韓国などの東洋人を見かけることが多いが、相変わらず日本人はどこででも見かける。

2019年1月7日月曜日

セビリアの理髪師

 右ボックス席からオーケストラボックスと舞台を見下ろす
 ボックス席から見る座席
(立見席は中央二階と上階席後ろにある)
ハウス内の様子
和服の女性の姿が
 モニターに表示される「セビリアの理髪師」
アルマヴィヴァ(伯爵)Pavel Kolgatin
バルトロ(ロジーナの後見人)Paolo Rumetz
ロジーナ(メゾソプラノ)Margarita Gritskova
フィガロ(セビリアの理髪師)Adam Plachetka
モニターには日本語訳が表示される
 一幕終了後の舞台
 休憩中のボックス席用ロビー
 幕が下りて
移動の軌跡(日本屋、denn's、Operhaus)
移動距離 11.97km、10512歩

  午前中、納豆が無くなったので日本屋へ買いに出かけた。その後ナッシュマルクトを見ながら denn's まで歩いた。いつも食べる Broetchen(丸型の小さなパン) を買い、地下鉄で戻った・

  そして夜には Operhaus に出かけた。今夜はロッシーニの「セビリアの理髪師」である。生で聴くのは初めての機会であった。

  この歌劇はあまりにも有名で、特に序曲は快適なテンポの馴染みある曲である。

  伯爵が娘に惚れるが、その後見人も財産目当てにこの娘を狙っており、伯爵、後見人共通の知人である理髪師がいろいろ策を考えて伯爵と娘を結婚させ、めでたしめでたしで終わるお話である。

  メゾソプラノのロジーナ役は、11月に聴いた同じくロッシーニの「ラ・チェネレントラ」の主役であった Gritskova で、その歌声は高音のみならず低音も良く響き、オーケストラのピュアーな音とよくマッチしていた。今日はオーケストラボックスの真上横であったので、オーケストラの美しい響きをまともに聴けた。

  とにかくソプラノ、アルト、テノール、バスなどの洗練された人間の生の声はいつも心を揺さぶる。2時間半の間、至福の時間であった。

  11日にはデュッセルドルフから来る友達と一緒に最後のオペラを楽しむことになっている。