青空の中のグロリエッテ
グロリエッテ天井
グロリエッテから見えるシュタインホッフ教会
オペラハウスの内部階段
モニターに表示される「Andrea Chenier」
シェニエ(詩人) Gregory Kunde
ジェラール(伯爵の召使) Luca Salsi
マッダレーナ(伯爵の令嬢) Tatiana Serjan
ベルシ(令嬢の召使) Virgini Verrez
中央ボックス席から舞台を見る
車いす席(最前列端)
開演前の様子
開演前の様子
モニターに日本語訳の表示
幕が下りて
移動の軌跡(Hietzung、Gloriette、Operhaus)
移動距離 9.94km、13121歩
今日は朝からちょっと寒いが晴天である。朝から友達夫婦とシェーンブルンのグロリエッテ見学に出かけた。地下鉄 U4 の Hietzung 駅を降りてグロリエッテの丘を登った。青空のもと、ウィーン市内の全貌が見える。西には先月訪れたシュタインホッフ教会のドームがきれいに見えた。
一度アパートに戻った後、夜にはオペラハウスにまた出かけた。席は友達夫妻とも同じ中央ボックス席で、舞台、オーケストラ席ともに直接見下ろせる絶好の場所であった。19:00から Umberto Giordano の Andrea Chenier が始まった。
詩人とフランス革命前後の伯爵に仕える召使との伯爵令嬢をめぐる駆け引きの中で、詩人は反革命の人間として処刑される運命となる。詩人を愛していた令嬢は他の処刑されるべき女性の身代わりとなり、詩人とともに処刑場に運ばれるところで幕となる。
とにかく心地よい良い歌声が最初から最後まで続き、処刑場に向かう前の二人の愛の二重唱は感動的であった。
それにしてもオペラ歌手の声量は驚異的である。ピアノシモでもホール全体に歌声が響く。声が体に共鳴しているためである。
高校時代共鳴させるにはどうするか訓練したり、リタイア後も東京芸大の夏季声楽講習会を受けたりしている。しかし、大きな声は結構出るが共鳴させることは難しい。どうしても地声が主体になる。
友達夫婦は明日デュッセルドルフに戻る。この2か月、オペラのみならず最高の音楽を存分楽しんだ。明日からは荷物の整理をして、14日にはベルリンへ移動する。
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