2020年3月2日月曜日

Kaneko Misuzu(金子みすゞ)

CD of Misuzu Poems
Liric Writer : Kaneko Misuzu
Composer : Hama Keisuke
Soprano : Satou Shinobu
Tenor : Sano Narihiro
Poem「Soraironohana」
Soprano : Satou Shinobu 
Walking 6.59 km, 8397 Steps
(Usual Course)

  2か月ごとのCDチェンジャーの入れ替えを実施した。昨年来、入れ替え時には演奏者などを詳しく見ることにしている。

  金子みすゞの CD も今まで何回も聴いているが、よく見るとソプラノは昨年亡くなった佐藤しのぶさんであったことを知った。今まで気が付かずに聴いていた。

  あらためて佐藤しのぶさんの柔らかい歌声を聴いた。特に「空いろの花」は詩の内容と澄んだ佐藤しのぶさんの歌声がマッチし、自然のすばらしさを歌い上げている。

  10数年前に金子みすゞの生まれ故郷である山口県仙崎を訪れている。生家が残されていた。有名な詩「大魚」が印象に残っている。

朝焼け小焼けだ
大魚だ
大羽鰮の
大魚だ
浜はまつりの
ようだけれど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう

  金子みすゞの人となりが分かる詩である。

  若くして結婚し女の子を授かるが、夫は放蕩者でまもなく離婚する。子供の親権は得られず、夫に対して遺書を残して、26歳で自ら命を絶つ。

「あなたが与えられるのはお金であって、心の糧ではありません。私は心の豊かな子に育てたいのです。だから、あなたが連れていくのではなく、私の母にあずけてほしい。」

  その後いくつかの困難があったが、母の養女として大切に育てられたという。

  金子みすゞの感性を少しでも多くの人が身につけてほしいものである。

みすゞの詩 心に響き ひきつける
(みすゞのし こころにひびき ひきつける)

0 件のコメント:

コメントを投稿