2017年4月16日日曜日

三橋節子美術館

長等公園の桜
(左方向に三橋節子美術館がある)
三橋節子美術館の表示
三橋節子美術館全景
 パンフレットの写真
(左 花折峠、右端 三井の晩鐘)
 花折峠
三井の晩鐘
我が家の壁に掛けている鈴木靖将カレンダー
 長等公園でのお花見
 幹に咲いた桜

  今日は散歩に長等公園まで出向き、三橋節子美術館に行くことにした。公園の桜はすでに散り始めているが、花見をしている人が見られた。

  美術館に入ると、まずはビデオを見せてくれた。それによると、小さい時から絵を描くのが好きで、京都美術大学(現京都芸術大学)で日本画を専攻したとのこと。35歳でがんのため亡くなっている。がん発症により利き腕の右腕を切断したが、左手で絵を描き続けたという。三井の晩鐘と花折峠は左手で死と対峙しながら描いている。

  その後絵を見て回った。琵琶湖の民話を題材にしているものが多い。日本画としては珍しく、心に迫る躍動感のある絵である。三橋節子のアトリエがこの長等公園近くにあったことからこの美術館は建てられている。

  昨年末大津館で開かれていた鈴木靖将展覧会の時、その鈴木靖将氏から直接自作のカレンダーを購入している。今回、三橋節子の夫であることを初めて知った。日本画らしい落ちついた絵であり、三橋節子の画風と大きな違いがある。死が迫る境遇の中での作品には壮絶さが見える。

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