2018年1月17日水曜日

京大交響楽団

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 パイプオルガン
 パイプオルガン真下座席からのホール内
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  京大交響楽団といえば朝比奈隆を思い出す。法学部の学生であったが、学生時代から指揮者として活躍、卒業後プロになり大フィルなどの指揮者として世界で最も高齢の指揮者として知られていた。

  学生時代、朝比奈隆指揮の大フィル、京響などの演奏を何回も聴きに行っている。一方、京大交響楽団についても、岩城宏之の指揮での演奏会も聴きに行っている。場所は京都会館(現在のロームシアター京都)であった。

  岩城宏之は素人の交響楽団をうまくリードしすばらしい演奏で、感激したことを覚えている。指揮者の力によってこれほど聴くものに感動を与えるものと驚愕した。

  一方で以前、佐渡裕指揮の大フィルの演奏を聴いたときにはがっかりして、お金を返してもらいたいと思った。プロの楽団を指揮しているのであるが、音楽の感動というものが感じられなかった。

  素人の技巧の未熟さをカバーし聴衆に対して音楽のすばらしさを教えてくれる岩城宏之と、プロを使ってもいい加減な演奏で済ます佐渡裕との違いを感じている。

  大げさな言い方ではあるが、まずは有名になることを第一にしている生き方と、どんな場合でも仕事そのものを第一とする生き方との違いと思う。音楽の世界では佐渡裕は前者のようであり、岩城宏之は後者と思う。

  今日は50数年ぶりに京大交響楽団の定期演奏会を聴きに行った。場所は、京都コンサートホールである。

  今回はとくにパイプオルガンに興味があった。サン・サーンスの交響曲3番である。指揮は藤岡幸夫、オルガンは岩佐智子であり、プロで活躍する2人である。

  特に藤岡幸夫はテレビにもよく出てくる指揮者であり、日フィル常任指揮者時代に生で演奏を聴いている。

  パイプオルガンの真下の座席であったため、オルガンの響きが体を痺れさせる。特に極超低音は地響きである。この曲はCDで幾度も聴くが、やはり生の演奏には遠く及ばない。最高の時間であった。

  ここのパイプオルガンを使ったオルガンコンサートもあることが分かったので、ヨーロッパ時代の教会でたびたび聴いたパイプオルガンの響き思い出して、これからも楽しみたいと思う。

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