2018年10月13日土曜日

大津ジャズフェスティバル

大津ジャズフェスティバル(大津港岸壁広場)
 出店も出ている
 ジャズ演奏
ジャズ演奏
大津港前広場(第二会場)
 大津港前広場
 ジャズ演奏(第二会場)
大津市内サイクリング 10.7km
散歩の記録 3.00km、4096歩

  西武百貨店に買い物に出かけ、帰りに大津港で開催されているジャズフェスティバルに立ち寄った。

  毎年開かれている催しであるが、見るのは初めてであった。結構ファンがいるようで賑わっていた。出店で食べ物、飲み物を買って食べながら鑑賞している人が多い。

  クラシック音楽のこのような催し物があればじっくりと聴きたいと思うが、あまり興味がないので立ち寄るだけで帰宅した。

  ちょっと寒いくらいの気候で天気も良く、いつもの浜辺とは違って多くの人が出歩いていた。

2018年10月12日金曜日

鈴木梅太郎

 鈴木梅太郎の話(You-Tubeから)
大津市内サイクリング 7.12km
散歩の記録 3.65km、4758歩

  You-Tube はいろんな情報を伝えているが、嘘っぽいものもある中で、逆に貴重なあまり知られていない歴史事実も含まれている。 

  先日見た情報に鈴木梅太郎の話があった。ビタミン発見者で有名であるが、発見当時その学説は全く受け入れられていなかったという。

  明治以降富国強兵のスローガンのもと軍隊も増強されたが、兵隊などの若者に脚気患者が増大し国家的対策が必要になっていた。

  当時伝染病説が支配しており、伝染病であると信じられていた。その脚気の原因を研究したのが鈴木梅太郎であった。

  もともと東京大学農学部出身の学者であったが、今でいうビタミン不足が脚気の原因であることを突き止めた。それは玄米から白米に加工するときにでる米糠に含まれる成分(オリザニンと命名した)で、それが不足すると脚気になり、与えると脚気にはならないことを発見した。

  しかし日本では森鴎外を初め東大医学部出身の学者たちは伝染病説を主張し、たかが百姓風情の人間がとんでもないことを言っているとして嘲笑していた。

  結局日本では認められることはなく、翌年海外の研究者により同じものが確認されたことによりビタミンと名付けられ、世界的に脚気の撲滅に寄与したという歴史である。

  医学学会の権威主義が、より犠牲者を増やしていったという事実である。歴史は繰り返えされる。水俣病も同じような東大学者の権威主義により犠牲者が増大した例である。

  熊本大学の学者が実験などで有機水銀が原因と唱えても、田舎の学者が何を言っていると、有機水銀ではないと主張し続けた。その結果患者は悲惨な生活を続け、また患者も増大し続けた。

  当時、鈴木梅太郎の発見は日本の学界で否定され、世界にその発見を知られることはなかった。結局、その後のビタミンのいろいろな役割を研究した人がノーベル賞をとることになる。

  日本の学界の権威主義がなければ、日本最初のノーベル賞は鈴木梅太郎に与えられていたであろう。

  森鴎外は文学の世界では名声を得ているが、医者としては大きな罪を犯しているということを今回初めて知った。森鴎外といえば医者で文学者といわれているが、少なくとも医者の肩書は外した方が良いのではないかと思う。

  今毎日玄米を食べているが、明治以降に脚気が激増したのは白米を主食としたからである。米糠にはビタミンのみならずいろいろな有効成分が含まれているという。

  これからも玄米を食べ続けるつもりである。

2018年10月11日木曜日

根来の子守唄

根来の子守唄のビデオテープ画面
根来の子守唄(1)動画
根来の子守唄(2)動画
根来の子守唄(3)動画
根来の子守唄(4)動画
根来の子守唄(5)動画
散歩の記録 5.88km、8293歩

  先日訪れた京都智積院は、もともと和歌山にあった根来寺から逃げてきた僧たちによって創建されている。

  空海によって開宗された真言宗は平安末期には衰微していた。鳥羽上皇から信任を得た覚鑁(かくばん)上人は、高野山に入り真言宗を再興した。その覚鑁上人が晩年過ごしたのが和歌山根来寺であった。

  その寺の中に学問所として智積院があった。秀吉により根来寺が焼き払われた後、学僧たちは京都に逃れ、智積院として残ったという歴史である。

  根来寺と聞いて、昔のビデオテープに記録された根来の子守唄を思い出した。この根来寺焼き討ち事件の後、その悲惨な思いを伝えるためにこの子守唄は歌われてきたという。

  久しぶりにホームシアターでそのビデオテープを見た。歴史をしみじみと感じさせる子守唄である。

  その後、智積院は真言宗智山派総本山として成田新勝寺、川崎大師などの末寺を擁して現在に至っている。

  先日の智積院訪問により、歴史の一端を知ることになった。

2018年10月10日水曜日

智積院金堂

 金堂に向かう参道
 金堂の説明
 金堂
 金堂と紅葉
 色づき始めている紅葉
 大師堂の説明
 大師堂
 大師(遍照金剛)堂の扁額
 
明王殿の説明
明王殿
智専之鐘の石標
 智専之鐘
散歩の記録 4.26km、5759歩

  昨日は智積院講堂を見学した後、参道を東に進み金堂に向かった。金堂が本堂で、ご本尊は大日如来である。

  金堂左に進むと大師堂がある。弘法大師御本尊を祀っている。また金堂右手には明王殿があり、ここで護摩祈祷が行われる。和歌山根来寺から伝承したと伝わっている。

  金堂を見ながら智専之鐘に行く途中には紅葉の木があり早くも赤くなり始めていた。まもなく紅葉の季節であることを知る。

  ここも晩秋には真っ赤に染まるのであろう。また訪れたく思う。

2018年10月9日火曜日

智積院

 智積院総門
 智積院の説明
 智積院入口
 長谷川等伯障壁画収蔵庫
 講堂、名勝庭園入口
 
講堂の説明
 講堂
 講堂前の句碑説明
 高浜虚子の句碑
(ひらひらとつくもをぬひて落花かな)
 講堂を飾る襖絵(田渕俊夫の墨絵)
布袋唐子嬉戯の図の説明
月樵道人の布袋唐子嬉戯の図
月樵道人の布袋唐子嬉戯の図
講堂廊下と松の木
講堂玄関から見る総門
名勝庭園
名勝庭園(講堂縁側からの動画)
現代版等伯障壁画
(講堂縁側から部屋内部を見る、動画)
移動距離(京都智積院) 30.9km
 歩いた距離 9.53km、8828歩

  午後から京都智積院を訪れた。子供ころからこの前を何度も通っているが、今まで中に入ることはなかった。

  東山通りに総門は面しているが、そこからは入れない。少し南に車も入れる大きな入口がある。山の方、東に向かうと講堂・名勝庭園に来る。入口で拝観券を買って入る。

  まずは長谷川等伯障壁画収蔵庫に入る。エアコンのかかった部屋に障壁画が部屋を囲んで飾られている。

  有名な水墨画、松林図屏風の雰囲気を期待していたが、全く異なる。狩野派とは一線を引いて、異なる画風が特徴と思っていたが、狩野派の影響が見られる。初期の段階では狩野派で勉強していたためと考えられる。

  次に講堂に向かった。その前には高浜虚子の句碑がある。講堂に上がり、名勝庭園に面した縁側に座った。小さいな庭園であるが、しばらく座って庭を見つめた。アオサギが1羽、庭園にたたずんでいる。利休好みの庭といわれるだけあって、気持ちが落ち着く。

  後ろを見ると壁に目新しい障壁画が描かれていた。等伯の絵を模して、最近描かれたものである。本物は少し朽ちてわびさびの雰囲気が出ていたが、この模倣画はけばけばしく見える。

  講堂内を歩くと、最近の田淵俊夫の襖絵、大正時代に描かれた布袋唐子嬉戯の図も見ることが出来る。廊下を歩くと古い松の木が趣を添える。

  この後、本堂である金堂の方に向かった。

2018年10月8日月曜日

宇宙エレベーター

 宇宙エレベーターの記事(WEBニュース)
カーボンナノチューブで実現化の可能性
(WEBニュース)
単層カーボンナノチューブ開発計画(2010年立案)
TASC(単層CNT融合新材料研究開発機構)資料
カーボンナノチューブの用途と価格予想
(TASC資料)
散歩の記録 6.2km、9027歩

  WEBニュースで宇宙エレベーターの記事があった。すでに宇宙エレベーターの開発については情報として知っているが、その開発が夢物語ではなく具体的に進んでいるとの話である。

  大林組が2050年には宇宙エレベーターを実現させるべく検討をしている。各所で実験も行われているようであるが、エレベーター用のロープの開発が要になる。

  その素材の最有力候補がカーボンナノチューブである。完全リタイアする前は、このカーボンナノチューブの開発に従事していた。

  その時期に大林組がこのプロジェクトを進めることを決めている。その後仕事から離れて5年が経ったが、このプロジェクトが今も続いていることを今回知った。

  カーボン100%の分子であるので比強度は現存する材料で一番大きい。しかしまだ線状で連続的な構造のロープを作ることが出来ていない。

  それと価格の問題である。現状10万~100万円/kgくらいであり、1万円/kg以下にしないと用途拡大は望めない。

  単層カーボンナノチューブについてはすでに一企業が生産を開始し、当初の開発計画通り進行している。

  課題は大きいが、これからの30年の歳月で可能になるのか注目している。

2018年10月7日日曜日

大津祭本祭

 中央大通りに並んだ曳山
  中央大通りに並んだ曳山
  中央大通りに並んだ曳山
お囃子が聞こえる
大津祭見学 サイクリング 6.9km
湖畔散歩 3.6km、5455歩

  昨年は大津祭りの宵宮を見て回った。今年は本祭りを見学した。

  大津市中心部の大通りには13基の曳山が並んでいる。朝から中心部を巡行しているが、すべての曳山が休憩中であった。

  お囃子も聞こえる。京都祇園祭りのお囃子とよく似ている。京都の祇園祭の小型版といったところか。

  日ごろ中央大通りには人出はほとんどないが、曳山のまわりには大変な人で賑わっていた。

2018年10月6日土曜日

直接民主政治

東京五輪の経費が3兆円以上になるとの報告
(WEBニュース)
西武百貨店へサイクリング 9.01km
散歩の記録 6.63km、8250歩

  会計検査院から東京オリンピックの経費が3兆円を超えるとの報告があった。もともと誘致の時の予算はどこへ行ったのであろうか。

  これだけのお金があれば、記事にあるように地震対策、津波対策、崖崩れ対策、洪水対策などに使えばどれだけの人の命が救われることであろうか。

  このオリンピック、最初から首相の大嘘で始まったプロジェクトであるが、もっと大きな嘘が明らかになった。経費7000億円くらいの簡素なオリンピックを提案して、IOCで承認された行事である。

  最初の計画は完全に反故にされており、当初から7000億円の経費で遂行する考えは全くなかったのであろう。IOCでの招致活動さえ成功すれば、その後はどうでもいいとの判断だったと思う。

  誘致時の嘘は他にもある。「マイルドな気候で好天の日の多いこの時期はアスリートがベストな状態で競技が出来る」と宣伝しているが、当時からすでに猛暑が続いていた。真っ赤な嘘であった。

  嘘を堂々と言う体質は、詐欺師と全く同じである。このようなでたらめなことが進行していても、それを止めることが出来ない。会計検査院も報告し対策を要請するのみである。今の政治制度の欠点を感じざるを得ない。

  現在の間接民主政治のもう一つの大きな欠点が見えてきた。都議会で決めたようであるが、今都民の過半数がこの件に関して賛成かどうか、はなはだ疑問である。

  それともこれだけのでたらめなことを問題ないと思っている人が多いのであろうか。おそらくそのような人は、このプロジェクトで恩恵を得ている人ではないかと思う。広告代理店、建設業者、スポーツ関連業者など利権を持っている人たちである。

  日本の財政は1000兆円以上に達する累積赤字があり、さらに増えている。そしてこのオリンピック負債も加わる。恩恵を税金から得た業者は富を得、借金だけが国民の負担に残る。さらに子孫に先送りになるのだろう。

  待っているのは増税、財政破綻など、いずれ日本沈没が具体化しそうである。

  今のままの間接民主政治では、不正を含めたでたらめな政治を是正することが困難であることがはっきりしてきた。

  いつも言っていることであるが、直接民主政治で案件ごとに投票を行う選挙制度にすればもう少しはましな政治になるのではないかと思う。