2017年7月28日金曜日

二枚舌

国会議事堂
歩数

  医事漫談のケーシー高峰の有名な漫談。自分が舌癌になったとき医者から、「将来政治家になることはありませんか」と尋ねられた。そのわけは、「もし政治家になるなら舌をもう一枚付けますよ」であった。

  まことに政治家というものをうまくとらえた漫談である。本日、防衛大臣が辞任した。嘘と方便のし放題で、今まで辞めさせることが出来なかったという間接民主政治の大欠陥を露呈した。

  学校設立問題でも、首相も同じように二枚、いや三枚舌であることを示している。首相に至ってはオリンピック誘致での大嘘を堂々と世界に発信しており、言動の信用性は全くない。

  ITが普及し、全国民の投票により議案を決めることが可能な時代になった。今の議員はすべて廃止し、各地区から無作為抽出で選ばれた人が国会議員となり、議案を検討する。国会では、その議案の長所、短所、課題を抽出し、その内容をすべて国民に公開し、議決は全国民の投票で決める。

  選ばれた人の任期は4年とし、その選ばれた人の中から閣僚も選ぶ。任期中の生活費は決めた給与体系の中で支給するが、今の議員が持っている各種特権は与えない。全国民に投票用端末を配布することが前提である。今の議員はすべていなくなるのでその負担は現状の経費に比べればわずかなものであろう。

  今の政治家は与野党を問わず理性とはかけ離れた、合法的税金泥棒としか思えない状況である。スイスには一部直接民主政治制度があるが、もう一度民主政治の理念とは何かを考え、世界に先駆けた直接民主政治制度に変革する必要性を感じる。

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