2024年12月25日水曜日

GDP(国民総生産)

GDP of Japan is 4th Position of World in 2023 
(1st : USA, 2nd : China, 3rd : Germany)
GDP per Capita of Japan is 22nd Position in World in 2023
(GDP per Capita of Korea is higher than Japan)
Honda, Nissan and Mitsubishi started Negotiation of Merging
(Automotive Industries of Japan is ending ? ) 
TESLA developed Super Charger
North American Charging Standard (NACS)
Full Self-Driving (FSD)
TESLAModel Y 
(Automobile most sold in World in 2023)

  すでに、日本の国民総生産は昨年ドイツに抜かれて世界4位に後退したとの報道があったが、先日のWEBニュースで日本の一人当たりの国民総生産(GDP)が、韓国にも抜かれて世界の22位に落ちこんだとの報道があった。

  日本の GDP はこの30年ほどほぼ横ばいであるが、アメリカをはじめ、中国、ヨーロッパ、韓国もかなりの成長を示している。

  今の日本では改ざん、隠蔽などが日常的に行われており、GDPも横ばいにするために改竄されているもの考えて良い。実際にはマイナス成長になっているのは間違いない。

  その決定的出来事が昨日あった。日本の電気産業が落目になって久しいが、自動車産業も同じ道を歩き出していることが判明した。

  日産の凋落に、ホンダが助け舟を出して三菱自動車とともに統合を図ろうと協議を始めたとの発表である。

  日産の凋落であるが、これは日産だけの問題ではない。EV化への対応に立ち遅れたことが大きな原因である。トヨタも含めた日本自動車産業全体の問題である。

  もともとEV化には大きな問題点として充電に時間がかかることから、すべての自動車がEV化することはなく、用途別に棲み分けで使われると小生も考えていた。

  しかし現実には、アメリカテスラ社がスーパーチャジャーを開発し、15分充電で300km 弱走れるシステムを普及させつつある。もちろん、自宅などの電源から夜寝ている間に充電すれば600kmは走れるという。

  このシステムはアメリカで標準化され、NACS(Noth America Charging Standard)として世界的に拡大している。

  調べてみると、日本でも全国にかなりのテスラの充電スタンドが出来ている。

  ある識者の話では、このNACSはすでにアメリカの標準となったが、中国でも使えるように許可を与えており、中国でのEV普及に拍車をかけているそうである。

電気車の 充電時間 石油並み
(でんきしゃの じゅうでんじかん せきゆなみ)

  日本のマスコミでは、北欧でEV車が雪の影響で動かないとか、中国ではEV車の墓場があるなど、EV車のマイナス面ばかりが目立っている。

  今回のいろいろな情報から、すでにアメリカと中国が世界のEV車を支配するという体制を構築したということがはっきりした。

  その結果、日産はEV車はもとより、従来のガソリン車も売れなくなったということになる。ドイツのフォルクスワーゲンも全く同じ状況で、工場閉鎖の報道が毎日のように出ている。

  いずれトヨタも同じような状況になることが予想され、電気産業に続いて、自動車産業も日本を支える産業ではない事態になるのは間違いない。

  アメリカの大統領は来年からはトランプになる。その重要な閣僚に、テスラ社、および X(旧ツイッター)社、さらにはスペースX社の社長であるイーロン・マスクが指名された。

  世界で開発中の自動運転自動車についても、テスラ社はすでに 独自のFSD (Full Self-Driving) 技術を搭載したテスラモデルYを完成させ、販売が好調という。

  このテスラモデルYは、アメリカ以外で進められているマップに従った自動運転ではなく、マップなしのセンサーで運転可能という。人工衛星産業にも手を出しているイーロン・マスクは人工衛星を使い自動運転のやり取りも出来る計画もあるそうである。

  トランプ大統領の片腕として活動し、世界の自動車産業に君臨することはほぼ間違いない。いずれトヨタも凋落し、テスラの傘下に入らざるを得なくなる事態も現実になるかもしれない。

  将来の方向を間違った例としては、シャープがある。超大型液晶事業で失敗し、今では台湾の子会社になったように。

  ビル・ゲーツ、スティーブ・ジョブスが世界を変えてしまったが、自動車の世界もイーロン・マスクによる大変革がすでに始まっている。

  今回のホンダ、日産、三菱自動車の統合の話は、むしろ遅すぎる感じである。我々は世界の情報から蚊帳の外に置かれていたことが大きな問題である。井戸の中の蛙状態であった。今のマスコミの情報統制の問題で、改革すべきポイントでもある。

  先の衆議院選挙では政権党が過半数を割ったが、残念ながら野党が一団となって大改革を実施する方向には行っていない。

  日本の凋落を食い止めるにはゾンビ・ミカドシステムから抜け出し、抜本的改革が必要であるにもかからわず、所得税の非課税額の議論など的外れなことでお茶を濁している。

  政権党の腐敗により自ら自滅した選挙結果であったが、日本を大変革するのに最後のチャンスであった。にもかからわず、野党連合による大規模な改革はできないようである。

  これからも日本の凋落は続き、戦前のようにいずれは破滅の方向に進むのだろう。

  二年前タモリが新しい戦前が始まると言っていたが、その通りになってきている。

  周辺の独裁国家と同じように、ゾンビ、ミカドシステムは続くことになる。

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