Snail on Bank of Yanagawa
Yanagasaki Beach and Sightseeing Ship
線状降水帯の発生があり近畿地方では豪雨のところも出ている。この梅雨の時期、雨の中でも長靴を履いて傘をさして散歩に出かけた。
柳川土手では珍しく蝸牛に出くわした。この時期になると出てくるが、この生き物を見ると梅雨そのものを感じる。
柳川近くの田んぼではケリの鳴き声は聞こえるが、蛙の鳴き声は全くない。高校のころこの時期は中間試験の時で、夜勉強していると回りの田んぼから蛙の合唱であった。
最近、蛙の鳴き声で寝られないと、田んぼの持ち主に対して文句をつけている人がいることを知った。時代も変わったと感じる。
この田んぼを耕している人は、おそらく農薬を使わず米作りしているものと思う。
柳川近くの田んぼでは雑草を見たことがない。間違いなく農薬を使っている。このため蛙も住めなくなったものと思う。
夜、気が付くと琵琶湖湖畔からは蛙の合唱が聞こえてくる。田んぼでは住めなくなり湖畔で生き延びているようである。
梅雨の時期 蛙の合唱 湖畔から
(つゆのじき かえるのがっしょう こはんから)
季節の風物詩として蛙の合唱を楽しんでいるが、世の中には楽しめない人もいるということである。毎日の仕事に追われている生活の中で、うるさくて寝られないことに耐えられないということであろう。
蛙が元気なのは、その田んぼが農薬汚染されていない証拠であり、結局は人にとって有益なことと理解できないものかと思う。
経済高度成長期である1970年以降、農薬のみならずいろいろな化学物質が激増し、難病といわれる疾患が増大している事実がある。その原因が特定できず、これら農薬などの化学物質が日常的に使われている。
蝸牛や蛙の住める環境が、人が生きていくうえで必要であることを認識したい。
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