2022年11月4日金曜日

Ise-Monogatari(伊勢物語)

 

Festival Tower West (Osaka Nakanoshima)

Kosetsu Museum of Art (4th Floor of Festival Tower West)

Entrance of Nakanoshima Museum of Art
Exhibition of Ise-Monogatari

  伊勢物語展覧会の招待券をもらったので、開催されている大阪中之島にある中之島香雪美術館に赴いた。

  この美術館はフェスティバルタワーウエストの4階にある。エスカレーターで4階に上がると美術館入り口となる。

  展覧会の見学者はパラパラで、ゆっくりと絵巻物並びに仮名文字を見て回った。

  仮名文字はほとんど何が書いてあるか分からないが、絵巻物はそれぞれの場面が理解できる。

  平安時代の物語としては源氏物語が有名で、「光源氏」の恋物語である。伊勢物語も「ある男」の恋の遍歴を描いたもの。今も変わらない男女の物語が、和歌と共に描かれている。

  今の世の中も恋愛、不倫など男と女の出来事が毎日のように報じられているが、平安時代にはその色恋の中で、和歌を駆使して気持ちを表現している所が、今も語り継がれている大きな要素と思う。

  今も同じような色恋沙汰が起こっているが、当事者はダンマリ作戦か、謝罪コメントを出すだけにとどまっている。せめて和歌、歌、音楽などの芸術的表現で自分の気持ちを表せば、また評価も変わるのではないかと思う。

色恋は 人の世の常 芸術に

(いろこいは ひとのよのつね げいじゅつに)

  文豪ゲーテも至る所で女遊びをしているが、それを文学という手段で表現して今も評価を得ている。文学がなければ、ただの女たらしということで歴史にも残っていない。

  こんなことを思い浮かべる展覧会となった。

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