2018年12月20日木曜日

メサイア

 楽友協会前のメサイヤのポスター
 演奏前の楽友協会ホール
 天井画
 天井画
 パイプオルガン
休憩時間のホールの様子
 演奏終了後立ち上がって拍手
移動の軌跡(denn's、楽友協会)
移動距離 13.75km、7491歩

  昨日、今のアパートの近くを走っているトラム6が前半のアパート近くの denn's につながっていることを知った。それで朝からトラム6に乗って出かけた。

  トラムに乗ると街の様子が観察できて面白い。20分くらいで denn's に着いた。パンなどを買い求め、またトラム6で戻った。案外便利である。

  夕食後、楽友協会へ再度出かけた。本日はヘンデルのメサイアである。6時半頃に着き、事前に購入していた席についた。今日は立見席ではない。

  中学から合唱活動をしているが、高校時代に特に興味を持ったのが古典合唱曲であった。特に対位法の曲は気に入っていた。次々流れる旋律の中での変化するハーモニーの響きが大好きであった。

  メサイアにも対位法の合唱曲がかなりあり大好きな曲であった。大学時代にステレオを購入した際、最初に買ったレコードもメサイアであった。

  それ以来、何回聴くことになったのか分からない。レコードのみならず生の演奏も聴いている。

  有名なハレルヤコーラスは学生時代に歌っているが、メサイア全曲を歌ったことはない。オーケストラ付きで歌いたいと長い間思っていたが、実現はしなかった。

  唯一オーケストラとの競演といえば、ドイツ時代のベートーヴェン第九演奏である。大変感激したことを覚えている。

  メサイアを聴いていると、学生時代の合唱活動のことが色々思い出された。高校時代、NHK合唱コンクール京都予選に出た時の自由曲も古典の対位法の曲であった。なつかしい限りである。

  休憩時間も含めて約3時間、音楽に聴き入った。あっという間の3時間であった。

  オーケストラは Lautten Compagney Berlin、合唱は Arnold Schoeberg Chor、指揮は Erwin Ortner、ソプラノ Cornelia Horak、アルト Sonia Prina、テノール Michael Schade、バス Simon Bailey であった。

  合唱とソリストの声量に圧倒されたが、オーケストラの弦楽器の音がもう一つピュアーでない。ウィーンフィルをすでに聴いており、その比較から感じる。東京で聴く音とあまり違いが無いように感じた。

  しかし調べてみると、このオーケストラはバロック音楽を専門にしているという。対位法の流れるような音楽にはこの音の方が適しているのかもしれない。

  いずれにしても同じホールでの聴き比べであることから、その差は楽器にあると考えるに至った。ウィーンフィルは長い歴史の中で最高の楽器を楽員に貸し与えているという。この楽器が財産になっているようである。

  とすると、日本のオーケストラがウィーンフィルに近づくのはかなり難しいと思わざるを得ない。

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