2023年12月14日木曜日

Preparation for New Year(新年の準備)

 

Preparation for New Year at Oumi-Shrine

Kadomatsu(門松)in front of Roumon(楼門)
Heavenly Bamboo(南天)of Kadomatsu

  昨日は新年の事始め。近江神宮でも新年の準備が始まった。

  一の鳥居の前には「初もうで」の大きな看板が掲げられ、境内では正月行事用のテントも張られた。

  そして楼門前には、大きな門松が置かれている。縁起物の南天も飾られている。

門松に 南天飾り 良き年に
(かどまつに なんてんかざり よきとしに)

  年の瀬本番である。

2023年12月13日水曜日

Heavenly Bamboo(南天)

 


Seeds of Heavenly Banboo at Bank of Yanagawa
Flowers of Camellia Sasanqua(山茶花)at Bank of Yanagawa

  ようやく柳川土手に、山茶花の花が咲き出した。例年、いつも今頃開花する。冬の土手は花が少なくなるが、冬時期の貴重な花である。

  また紅葉は落葉となり、代わって真っ赤な南天の実が柳川土手を飾っている。ひと際赤い色が目立っている。

鮮やかな 南天の赤 年の瀬に

(あざやかな なんてんのあか としのせに)

  難転と書き、災難を転じて福となすとのことから、縁起物の植物として、門松、正月飾りに使われる。

  まもなく近江神宮の門松にも飾られること思う。今年もあとわずかになった。

2023年12月12日火曜日

Three Months after Short-Day Treatment(短日処理三か月後)

 

Poinsettia after three Months Short-Day Treatment

Buds of Poinsettia

Princettia (three Stems withered)

Buds withered
Poinsettia and Illumination of Balcony

  ポインセチアの短日処理を開始して三か月が経過した。上部の葉は真っ赤に変色し、中心部には蕾が出てきている。

  本日をもって短日処理を終わり、これからは居間の床に毎日見られるように置いた。

年の瀬に ポインセチアの 赤目立つ
(としのせに ポインセチアの あかめだつ)

  一方プレゼントされたプリンセチアは、四本あった茎のうち三本が枯れてしまった。残り一本もピンクの葉の中心にあった蕾も枯れてしまった。水をやりすぎたようである。何とか一本だけでも生き延びてもらいものである。

  ポインセチア、プリンセチアとも、クリスマスの花として、赤、ピンクの色を楽しみたい。

2023年12月11日月曜日

Mixel(ミクセル)


Teijin Frontier developed Mixel NP

(from WEB News)

  先日のWEBニュースで帝人フロンティアがミクセルNPを開発したとの記事が出ていた。

  ミクセル(Mixel)といいえば、今から50年ほど前に現役時代の会社で技術開発・生産業務・商品開発などで扱っていた繊維である。

  紡績糸のような単繊維で出来た糸は、綿の段階で異種の繊維を簡単に混ぜることができ、混紡糸として早くから普及している。異種の繊維を混ぜることによりそれぞれの特徴を生かせた繊維製品が可能になる。

  その混ぜるという技術を長繊維であるマルチフィラメント糸に適用するのは難しかった。数本のマルチフィラメント糸を単に合わせて合糸・撚糸した場合、塊状態で糸となるため片方の糸の特徴しか出ないというのが普通である。

  一本のフィラメントのレベルでランダムに混ぜるという技術は、長い間夢の技術であった。

  それを実現したのがミクセルの技術である。高電圧電界の中にマルチフィラメントを通し、マルチフィラメントを開かせ、異種のフィラメント同士をランダムに混ぜることに世界で初めて成功したのである。

  開発段階では、なかなかフィラメントが安定して開かず、開くときと開かないときがあった。観察の結果、どうも湿度の高い時に開きやすいという事実に気がついた。それで高電圧をかける前に水の霧吹きをかけると、安定して開くことが分かった。

  水がフィラメント表面に付着することにより表面電荷が同じものになり反発して開くという原理である。その名を電気開繊法と呼んだ。そしてそのマルチフィラメントは、一般的には混繊糸と呼ばれる。

  製品としては、アセテートとテトロン(ポリエステル)、アセテートとナイロンの組み合わせで、それぞれミクセルAT(Mixel AT)、ミクセルAN(Mixel AN)と呼ばれた。

  アセテートの持っている光沢・吸湿性とテトロン、ナイロンの特質を兼ね備え、さらには熱収縮差を利用した嵩高性のある布帛の生産が可能になった。

  和装、婦人用服などの高級品に販売され、若いときの仕事の良き思い出である。

  その後テトロンの異なる特性のマルチフィラメントを混ぜる商品としてミクセルⅢも商品化された。

  これは電気開繊法ではなくエアーノズルに通すことによってフィラメントを混ぜるというインターレース法で、アメリカのデュポン社の発明技術である。エアーコンプレッサーとノズルがあれば比較的簡単に混繊糸が作れる。

  この技術導入により飛躍的に混繊糸は拡大する。この技術を使用したのがミクセルⅢで、この段階で他社も参入し市場は爆発的に拡大した。

  今回のミクセルNPも、このインターレース法を使っているものと思う。この技術の延長線上に、世界に名を残した新合繊の技術がある。

  このような歴史ある技術分野であり、今回新たにミクセルNPが開発され、さらに特異な特性を持つナイロン、ポリエステルマルチフィラメントとの混繊糸という。布帛にすると新しい表面効果、風合いが実現しているとのこと。

ミクセルの 技術開発 続くかな
(ミクセルの ぎじゅつかいはつ つづくかな)

  久しぶりに若き時の仕事を思い出させるニュースであった。技術開発が続いていることに嬉しく思うが、昔の成功体験の範疇から抜け出ていないのには、少し残念に思う。

2023年12月10日日曜日

Winter Cherry(冬桜)

 

Flowers of Winter Cherry at Bank of Yanagawa

  例年通り、柳川土手の冬桜が咲いている。昨年に比べると一か月ほど遅い開花である。

  土手の花はほとんど見られなくなったが、この桜だけが土手を彩っている。

師走時 冬桜咲く 土手の上
(しわすどき ふゆざくらさく どてのうえ)

  師走になりさびしくなる土手には、貴重な花といる。

2023年12月9日土曜日

Takechino Kurohito(高市黒人)

 

Red Leaves and Poem Monument near Second Torii of Oumi-Shrine

Poem Monument of Takechino Kurohito
Red Leaves beside of Poem Monument

  近江神宮二の鳥居の道に沿って紅葉がきれいである。その紅葉の前には高市黒人の歌碑がある。万葉集に詠まれている。

ささなみの国つ御神のうらさびて

荒れたる京見れば悲しも

  壬申の乱の後、天智天皇時代の大津京のみやこが荒れ果てたのを嘆いた歌である。

大津京 天智時代の 栄華跡

(おおつきょう てんちじだいの えいがあと)

  古の歴史が刻まれている。

2023年12月8日金曜日

Buds of Loquat(枇杷の蕾)

 

Tree of Loquat at my Balcony

Buds of Loquat

Trees of Olive at my Balcony

(No Seeds)

  ベランダの枇杷の木に今年も蕾が出来ている。昨年に比べて二か月ほど遅い。暑さが続いたせいのかもしれない。

枇杷の木に 蕾が出来る 師走かな

(びわのきに つぼみができる しわすかな)

  まもなく花が咲くものと思う。

  昨年は花が咲いても実が出来なかった。冬場に水をやりすぎた可能性がある。

  今年は水やりをわずかにして様子を見たい。

  一方ベランダのオリーブの木には、今年も花はたくさん咲いたが、結局実はまったく成長せず採れなかった。

  この夏の暑さのせいのかもしれない。来年は実がなることを期待している。