New Factory of TMI Europe under Construction at Vercelli in Italy
(Photographed in 1994)
建設中のTMIヨーロッパ工場(イタリア・ベルチェリ)
Factory of TMI Europe in Italy(イタリアのTMIヨーロッパ工場)
Office and Weaving Factory
もう一つは、ヨーロッパでは本物のシルク織物、本物の梳毛織物が高級服地として作られており、ポリエステル織物は結局はまがい物との認識になってしまったことにある。
当時同僚は、倉庫に山積みされる在庫の織物を見て、さぞかし苦しかったことと思う。精神的にも、肉体的にも極限の状態が続いたようである。
その時の体に与えたダメージは大きかったが、帰国後は見た目明るく振舞っていた。
小さなガン細胞は長い時間をかけて成長してゆき、免疫力が無くなった時に発病するという。同僚もイタリア時代のダメージが具体化したのではないかと推定する。
今まで食道がんのみならずがんは、私自身も含めて身近で頻繁に見てきているが、そのほとんどはタバコ、酒、プールなどの塩素、少量で問題ないとされるいろいろな有害物質の影響と考えられる。
そして睡眠不足、ストレスが加わり、免疫力が下がるとがんが顕在化する。
同僚のように明るく振舞っていても、免疫力の低下を抑えることは出来なかったということになる。
とにかくがん対策には、まずは有害物質を少量とはいえ取り込まないこと、そして免疫力を維持することに尽きる考えてよい。
同僚はタバコは吸っていなかったが、食事など他の生活はどうだったのか。ビーガン生活をしていればまた違った人生になっていたことと思う。
まことに残念である。合掌。
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