Serious Crime of Medicine(クスリの大罪)
(WEB Information)
Walking 6.30 km, 7614 Steps
(Usual Course)
昨日のブログで抗がん剤の問題点について述べた。二週間前のWEBニュース(東洋経済)で「くすりの大罪」という記事があった。薬業界と医科大学の薬のデーター改ざん問題などから、薬と医療の問題点を指摘している。
日本の健康保険制度には40兆円という莫大なお金が動いている。そしてそのお金の出所は健康保険料として強制的に国民から徴収される健康保険料に負うところが大きい。所得税、住民税などの税金と同じような負担になっている。
そこで一番の問題は医療行政を取り仕切る政府と医薬業界の癒着である。健康保険に認められれば治療法、薬などの経費は健康保険から自動的に支払われる。
現役時代の会社の製品に人工腎臓があったが、その販売価格は健康保険で支払われる金額の半分くらいだったと聞いている。健康保険から支払われた額に対して、病院は半分くらいの価格で購入しているのである。その差額は、医者、病院の懐に入るという構造となっている。
おそらく他の薬も同じ構造であろうと思う。
現役時代の会社には医薬事業もあった。
ドイツ駐在員の時、夏にドイツハノーヴァ―で医学学会が開催され、その年の当番が我が社ということで日本で最も権威のある大学教授などをアテンドすることになった。
すべての行程をアテンドしたが、その経費はすべて我が社持ちであった。教授たちは当然のような受け止め方で、おそらく公務として出ていた出張経費は懐に入ったのではないかと思う。
一時問題となり、今はもう少し改善されている可能性はあるが、公にされないようにしただけで基本のところは変わってないだろう。これが健康保険制度の中での医療関係社会の実態である。
抗がん剤についても、大きな利権が医薬・医者関係者に還元されていることと思う。
本当に抗がん剤が効くといわれる一部がんには、当然使用されてよいと思うが、日本の場合は健康保険制度で認められた標準療法として、
効かないがんにまで機械的に使用されている。
このままでは医療費はますます増大し、国民の負担も大きくなること間違いない。旧ソ連の政治体制と同じように、制度自体が崩壊するだろう。
今の健康保険制度をいろいろな観点から改革することが必要な時期になっている。
残念ながら気が付いていないのか、分かっていても選挙などで意思表示しないのか。内海聡の云う、
グーミン(愚民?)ばかりで改革に動く気配はない。
とにかく自分の体を守るには、インターネット、特に You-Tube などを駆使して自分で勉強し、自分で治療法を選ばないと、悔いが残る今の世の中である。
病には 医者にたよらず ユーチューブ
(やまいには いしゃにたよらず ユーチューブ)