2016年12月31日土曜日

ジルヴェスターコンサート

 びわ湖ホール
 びわ湖ホール(湖側ロビー)
 ロビー側光景(比叡山と比良山地)
ロビー側光景(近江富士)
 大ホール内部
休憩時間のロビー
0時のカウントダウン

  初めての琵琶湖畔での大晦日である。2年前はベルリンで迎え、ベルリンフィルのジルヴェスタコンサートを聴いた。その音の素晴らしさに驚嘆した。今回はびわ湖ホールで、沼尻竜典指揮、大阪交響楽団の演奏会である。

  びわ湖ホールは琵琶湖に面しており、ロビーからは湖面が美しい。司会は桂米團治である。父は桂米朝であるが、受験勉強時代米朝の深夜放送をよく聞いていた。博識ある話が大変興味深かった。今テレビで毎日のように顔を出す落語家くずれでは遠く及ばない話芸である。知的な面白さがあり品のある話を懐かしく思う。

  米團治も血筋であろう。博識で、特にクラシック音楽には造詣が深く落語以外でもいろいろな場面で活躍している。司会中も各所で笑いをとりつつ博学な一面も見せ、楽しませてもらった。

  ヒナステラのエンタンシア組曲マランボに始まり、富田勲の新日本紀行(NHKテレビ番組)、サンサーンスのチェロ協奏曲1番、休憩の後、ベートーヴェンのフィデリオ序曲、交響曲第9番第4楽章合唱、そして0時のカウントダウンと抽選会が続いた。抽選会だけは米團治指揮によるビゼーカルメン前奏曲であった。その後、モンテベルディのオルフェよりトッカータ、プロローグ、シベリウスのフィンランディアで、最後はラデッキー行進曲を聴衆が手拍子で盛り上げ、演奏会は終わった。

  チェロ独奏の堤剛の音に陶酔したが、オーケストラはもう一つであった。関西地区には学生時代から京都市交響楽団、大阪フィルハーモニーがありよく聴きに行っていた。今回の大阪交響楽団はまだ新しく、これからのオーケストラのようである。

2016年12月28日水曜日

雪の柳が崎

雪の柳が崎
雪の柳が崎(右上ビルはプリンスホテル)
浜辺の水鳥
新幹線からの富士山

  朝起きると柳が崎一帯も白い岬になっていた。今朝は関西地区でも雪模様になり、金閣寺も雪に覆われ美しい姿になっているとニュースは伝えている。お昼前には温かくなり雪はすべて融けていつもの浜辺になっている。

  午後には年末年始の休みに東京から娘がやってきた。途中新幹線から雪の富士山が見えたとのことで写真を見せてくれた。富士は本当にきれいである。関西は曇り空であるが、関東は素晴らしい天気のようである。

  年末の掃除をした。まだ入居して半年ばかりであるのでそれほど汚れていない。それでも換気扇は汚れがついており、入念に掃除した。玄関にしめ縄を飾り、これで新年を迎えることになる。

2016年12月24日土曜日

雪の伊吹山

雪の伊吹山
 雪の山々(湖北)
琵琶湖大橋と雪の山々(湖北)
 湖面の水鳥
水辺の水鳥

  自宅居間からは伊吹山、湖北の山々が望める。昨夜来の寒さでこれら山々には降雪があり白く輝いて見える。

  今日はクリスマスイヴ。湖北ではホワイトクリスマスになっているようである。しかしここ大津京は晴天で、湖面、水辺には水鳥が群れている。

  近くの柳川土手近江神宮の紅葉もすっかり枯れ落ち、いよいよ真冬の到来である。琵琶湖畔の四季の移り変わりを味わいながらの生活である。

2016年12月23日金曜日

カラヤンの第九

ホームシアター

  今日は天皇誕生日である。朝からお天気が不安定で、日が差したと思えば曇り、そして小雨模様となる。また晴れたりで、ちょうど北陸の今時期の気候とよく似ている。北陸と違うのは雪がないことである。しかし琵琶湖の北の方ではおそらく北陸と同じく雪が加わるのであろう。

  日本では年末恒例の第九交響曲のシーズンであるが、今年はホームシアターU-tubeを使って聴くことにした。1977年12月31日のベルリンフィルハーモニーホールでのジルベスターコンサートの録画である。指揮はカラヤン、演奏はベルリンフィルハーモニー管弦楽団。

  2年前のジルベスタコンサートには同じ場所で、ベルリンフィルハーモニーの演奏会を聴きに行っている。素晴らしい音に驚嘆した。この録画はまだデジタル録音が出来る前のもので音質はアナログである。デジタルの澄んだするどい音と違って、丸みのある柔らかい雰囲気の音質である。
  
  今年も無事に過ごせたことを感謝したいところだけれど、春には捨断離で腰を痛めて腰痛リハビリを続けている。ゆっくりなら歩いたり、自転車には乗れるようになったが、痛みは続いており今回もヨーロッパ行きを断念した。

  それよりもとうとう先日、心配していたテロがベルリンで現実のものとなってしまった。次回は2~3か月ウィーンに滞在したいと思っているがいつ安心して行けるのか。とにかく、またヨーロッパに行くことを楽しみに地道にリハビリは続けたい。

2016年12月21日水曜日

東寺弘法さん

東門
 東門入ったところ
 植木市
 人出
 骨董品
 骨董品
 刀など
 和装用品
 こけしなど
 和装品
 刃物
 ヨモギもち
 絵など
 野菜
 うどん・おでん
 たいやき
 鮒の煮つけ
 漬物
 金堂
 南大門
南大門出た所
 九条通り
 桃山御陵事務所の表示
 桓武天皇陵
桓武天皇陵
 桓武天皇陵

伏見桃山城
城門
 小天守と天守閣
明治天皇陵
天皇陵への階段
 明治天皇陵
天皇陵からの下り階段
 
昭憲皇太后陵
 昭憲皇太后陵

  毎月の21日は東寺の縁日である弘法さんである。12月は終い弘法として特に人出が多く、年末の京都の風物詩になっている。ほぼ50~60年ぶりであろうか、子供の時以来久しぶりに出かけた。

  京都駅からは東寺に向かう人の列ができており、約10分ほどで東門につく。門を入ったところには植木がずらっと置かれている。メインの通路は食べ物を含めた出店がつながっており、大変混み合っていて昔と変わっていない。骨董品は有名であるが、品定めし値段交渉している人も見られ、今も賑わっていた。

  人の多いのは昔と変わらないが、違うところは外国人が結構多いことである。京都観光の一つになっているようだ。植木、花など正月用として買いたかったが、持って歩くのが大変で何も買うことはなかった。

  南大門を出たが、まだ13時すぎであるので、ここも久しぶりであるが桃山御陵の付近を歩いてみることにした。九条通りを歩き、近鉄東寺駅から桃山御陵駅に向かった。

  小学低学年の時までは、伏見大手筋近くに住んでいた。夏休みには桃山御陵に昆虫採取のためよく遊びに来ていた。蝶々、トンボ、セミなどの標本を作った思い出がある。今も自然豊かな森で懐かしく感じる。

  参拝道を行くと桓武天皇陵の道標があり、まずは桓武天皇陵に向かった。参拝の後、すぐ近くにある伏見桃山城の周りを一周した。この建物は戦後になって遊園地の施設として建てられたが今は営業しておらず公営の公園として残っている。秀吉に命じられて、真田家が改造したというドラマ真田丸の場面を思い出す。

  明治天皇陵の前には長い階段があり、これも小さいころ写生会などで上り下りしたことを思い出す。右側少し下ったところには皇太后の陵もあり夫妻隣り合わせで葬られている。平安京を造営した桓武天皇、都が東京に移るまで京都にいた明治天皇、共にこの桃山の地で永遠の眠りについている。京都を見守っているのではないかと思える。

  天皇陵の場所は伏見桃山城の主要部であった可能性が強い。陵の発掘をすれば歴史的事実がはっきりすることも考えられ、何とかならないかと思う。

  桃山を下り東に歩くと間もなく六地蔵地区になる。今では京都地下鉄の終点になっている。帰りはここから地下鉄で山科まで行き、湖西線に乗り換え帰宅した。