2025年5月23日金曜日

Miho Museum(ミホミュージアム)

Otsukyo Station of Keihan Raiway
Ishiyama-Sakamoto Line Train of Keihan Railway
Ishiyama Station of Keihan Railway
Bus Terminal 3 for Miho Museum
Teisan Bus for Miho Museums
Bus Terminal of Miho Museum
Gateway to Museum
In front of Museum Entrance 
Entrance of Museum
Mosaic in Roman Era
Utsukusikikana Special Exhibition (Kana-Moji)
Green mountains around Museum
Teisan Bus for Ishiyama Station

  先週信楽を訪れたが、信楽駅でミホミュージアムでかな文字の特別展が開かれているとのパンフを入手した。ミホミュージアムは新名神高速道路の信楽インター近くの山奥にある。信楽からは車で20分ほどとの記載であった。

  25年ほど前、ミホミュージアムが完成してまもなく、当時は自家用車で訪れている。緑豊かな自然の中に建てられた美術館である。

  本日は家を朝8時に出て、京阪大津京駅から京阪石山駅に向かった。早朝に京阪電車に乗るのは初めてであった。この時間帯は学生を中心に電車は満員であった。

  石山駅からは帝産バスがミホミュージアムに向けて走っている。朝からバス停には行列ができていた。ほとんどが外国人である。世界的にも知られるミュージアムになったようである。

  45分ほどの乗車で、ミュージアムの玄関に着いた。ここからは舗装された山道を10分ほど歩くが、ちょうど無料の電気自動車が出ていたの乗車した。

  トンネルを出るとミュージアムの入り口となる。玄関の入り口の建物は和風も取り入れた形になっているが、館内は大理石主体の構造になっており西洋風である。

  まずは特別展の「美しきかな」のかな文字に関する作品を見て回った。日本ではまずは漢字が中国から入り、歴史書などは漢文で書かれている。その後万葉集の時代に万葉がなが出来、それが発展して日本独自の美しいかな文字ができたとの歴史も初めて知った。

かな文字は 万葉がなが 起源なり
(かなもじは まんようがなが きげんなり)

  その歴史的かな文字作品がズバリ展示されており、興味深いものであった。しかし展示している作品が全てガラス棚に入れられ、目から1mほどあり、小さな文字は判別しにくかった。

  それでも、歴史的なかな文字の流れるような独特の美しさは堪能できた。

  この後常設美術品を見学した。25年ほど前に見たものとほぼ同じであった。ギリシャ、ローマ、エジプト、ガンダーラ、中近東、中国などの歴史的美術品を収集しており、世界の歴史を見ることができる。

  このミュージアムは新興宗教である神慈秀明会が造ったものである。この新興宗教がお布施などによるお金で美術品を買い、それらを展示している。教祖が亡くなりミホミュージアムに寄贈された時だけは、国税庁から相続税を課せられている。

  しかし宗教法人としての課税はなく、高額な美術品を購入できる財力があっても無税のままである。

  教祖の真の目的は、宗教には課税されないという特典を悪用した、金儲けであったと考えざるを得ない。

  この35年にわたる日本の凋落を食い止めるための抜本的改革が必要とされている。その中で、宗教法人への課税も検討すべきと考えている。

  宗教法人への課税の必要性を、ますます感じる一日となった。

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