Dispute of Compensation between Germany and Poland
(Today's WEB News)
Walking 6.61 km, 8634 Steps
(Usual Course)
本日のWEBニュースで、ドイツとポーランドとの間で先の戦争の賠償についての論争が起こっているとの記事があった。
この話、今の日本と韓国との間の紛争と同じ構図のようである。
ドイツの隣国、ポーランドは第二次世界大戦で国が崩壊状態になるほどの被害を受けている。また、600万人が亡くなったともいわれている。
戦後80年たちポーランド首相が、被害についてのドイツから十分な賠償を受けていないとドイツ新聞のインタビューで断言したという。試算によると、賠償額は約90兆円になるという。
ドイツは個人賠償として、今までも個人個人に対して総額約8兆円の賠償金支払いを実施している。一方、ポーランドは、社会主義政権時代に賠償権を放棄している。
ポーランドに右派政権が出来て、国家間の賠償については不十分との見方が出てきており、今回の首相の発言となった模様。
現在の韓国と日本の紛争と全く同じ話である。今後どのような成り行きになるのか予想がつかないが、少なくとも先の戦争が作りだした問題であることは間違いない。
パレスチナ紛争、アイルランド紛争など、世界には解決の糸口が見られない紛争が幾多あるが、ドイツとポーランド、日本と韓国も同じような問題になってきた。
パレスチナ紛争は米英がイスラエル国家を無理やり作ったこと、アイルランド紛争は清教徒がアイルランドへ侵略したことが原因である。ドイツ・ポーランド、日本・韓国紛争も第二次世界大戦が元である。
オランダもナチス時代に大変な被害を受けているが、オランダはその賠償に土を要求した。干拓により国土を拡大しているオランダにとってもっとも必要なのは土なのである。
ライン川ローレライ近くの緑の山に 土色のところがあるのは、いまもその土を運んでいるためである。オランダは今さら、さらなる賠償は要求しないと思う。
ライン川 緑の中に 土の山
(ラインがわ みどりのなかに つちのやま)
戦後の賠償は相手国、および国民が納得する形で決着しておく必要があることを示す良い例と思う。納得しないままでは、これからも紛争は延々と続くものと思う。
もちろん、解決不可能な紛争を防ぐ唯一の方法は、もともとの原因を作らないことであることは言うまでもない。
0 件のコメント:
コメントを投稿