本日は六月の最終日。昨日和菓子である水無月を作って、東京の娘たちに送った。
今年も半年が無事過ぎ、これからの真夏を大過なく過ごせるように願っている。
水無月で 酷暑乗り切り 無事願う
(みなづきで こくしょのりきり ぶじねがう)
近江神宮では恒例の茅の輪が飾られ、茅の輪くぐりも実施されている。
No Chicks of Swallow in Nest of East Side of Biwako Otsukan
現役最後の仕事は、産業技術総合研究所(産総研)での単層カーボンナノチューブ(単層CNT)の研究開発業務であった。
すでにその仕事から離れてほぼ10年ほどたつが、その後の状況についてはいつも気にかけている。
昨日のWEBニュースで、産総研、オーミケンシ、そして信州大学がCNT複合セルロース繊維を開発したと報じられた。ようやく実用的な繊維に応用が可能になったようである。
もともとドイツのアウトバーンでは200km~300km/Hのスピードで走ることを前提にタイヤが選ばれおり、その補強材にはセルロース繊維であるレーヨンが使われている。その理由はタイヤ走行時の発熱が少ない点と、弾性率が高いためである。
さらには最近では世界的にランフラットタイヤが普及している。これはパンクしても修理工場までかなりの距離をそのままで走行できるようタイヤ側面を補強したものである。
パンク時の事故防止と、路上でのタイヤ交換作業をなくすということ、そしてスペアタイヤがいらなくなるので自動車内のスペースが有効に使えるというメリットがある。
このタイヤの補強材も、弾性率が高いという点でレーヨンが使われている。
しかしレーヨンは硫化水素などの有害溶剤を使うため環境負荷が大きく、環境を考えると増産は不可能である。現役時代勤めていた会社は、このレーヨンの生産では日本最大の会社であった。しかし環境問題などからいち早く撤退している。
そして今でも少量ながら生産しているのがオーミケンシである。そのオーミケンシと信州大学繊維学部も加わり、環境負荷を低減できるCNT複合セルロース繊維を開発している。
その繊維の構造は、セルロースの繊維束に分散するようにカーボンナノチューブが入っているもので、今までのレーヨンの溶剤は使用しなくて良いとのこと。
日本での応用としてはこのランフラットタイヤであるが、ドイツではアウトバーン用タイヤ補強にも使えると考えられる。
CNT レーヨン繊維 タイヤ用
(シーエヌティー レーヨンせんい タイヤよう)
当時開発していた単層カーボンナノチューブの生産は、すでに日本ゼオンで開始されており、一大産業に発展することを期待している。
(Public Commitment of One Candidate)
(from You-Tube)
ソプラノの佐藤しのぶさんは5年前の秋に、61歳という若さで急に亡くなっている。秋の公演をやめると公表して間もなくの訃報であった。
その後、追悼記事、You-Tubeなどで佐藤しのぶを偲ぶ番組が沢山出ていたが、その死亡原因については全く触れられていなかった。
最近、You-Tubeに死因に関する情報が出てきた。死因は脳出血のようである。
ということは食べ物が大きな原因であったと思われる。若いころイタリアに留学し先生から指摘されたのは、オペラ歌手になるには体格が良くないと大成しないという。それ以来、乳製品を初め食べ物をたくさん摂取し体重を増やしている。
以後体格を維持するために食べ続けたと思われ、それが原因で脳出血になったと推測できる。
イタリア時代から食べつづけているので、乳製品も含めた動物性食品を沢山食べていたと思われる。
生涯、少なくとも日本食主体の食生活をしていたなら、今も元気に舞台やテレビで活躍していたのではないか。
たとえ体格が歌手の条件としても、植物性食品でも十分に栄養は取れることを思うと、誠に残念である。
ビーガン生活の必要性を再度認識させられる、情報であった。
Spinecorrector
Stretching Spine
Bamboo Bar for stretching Spine